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このまま弾けと？
人に聞かせるつもりで弾いてないから変に緊張してしまう
でも、弾くのは私の自由だし、たまたま聴いたのは向こうの都合だ
もう一度私はピアノに向き直るとさっきの続きから最後までを弾き終えてみせた
すると聞こえる拍手の音
目をキラキラ輝かせながら目黒蓮は手を叩いていた
蓮「マジですげぇ。俺感動した！」
「ありがとう、、、」
今まで1度も話したこともない人
ましてやこんなイケメンに褒めてもらえるのは悪い気はしない
蓮「今のなんて曲？初めて聞いたんだけど！」
でもそんな質問をされては困る
この曲にはタイトルなんてない
もはや曲ですらないのかもしれない
私の想像の世界に存在しているものだから
「えっと、、、今のは即興で弾いただけで、、、」
蓮「マジで？即興であんなメロディー作れんの⁈天才じゃん！」
目の前にいる目黒蓮はさらに目を輝かせていた
話したこともない校内1のイケメンに最初こそ緊張していたものの
話が進んでいくにつれてどんどん打ち解けていった
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作者名：紫陽花
| 作成日時：2020年9月27日 23時
