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六つの影。 ページ23

その直前だった。


 


ドッカーン…!!!


 


 


 


「「!!?」」


 


 


 


突如聞こえた破壊音。


 


閉まっていたはずの扉は、開けられた。


 


いや正確には壊されてるんだけど。


 


再び入ってくる光に目を細める。


 


 


 


「…来たか」


 


 


 


馬乗りになっていた男が私の上から退く。


 


肩や足を掴んでいた男たちも、離れていった。


 


でも最悪。


 


後ろ手に縛られてるせいで前が隠せない。


 


……女の子ですよ、一応。


 


 


 


「ちょっと〜お兄さんたち?なーにしてんのっ?」


 


「楽しそうだね、僕らも混ぜてよ」


 


 


 


聞こえた声は、おそ松さんとトド松さん。


 


光になれてきた私の視線は、扉の方に。


 


…六人の、影。


 


 


 


「はは、お楽しみだったところを今君らに邪魔されたんだよ」


 


「それはすまないな」


 


「いや別に謝らなくていいからね!?」


 


 


 


カラ松さんと、チョロ松さんの声。


 


 


 


「Aーっ!やきうしに来たよ!!」


 


「…十四松、助けに来た…でしょ」


 


 


 


十四松さんに、一松さんも。


 


バカだなぁ…なんで私なんかを。


 


それに野球って…。


 


 


 


「今すぐ彼女を返してくれたら、見逃してあげるよ?」


 


「ほー、お優しいねぇ…。こんなことしてても、まだそんなこと言える?」


 


 


 


男が私の腕を掴んで立たせる。


 


彼らの前に。


 


 


 


「「…!!!!」」


 


『……ごめんなさい、私が捕まったりしなかったら…先輩たちの手を煩わすこともなかった………


 


 


 


“ ドゴッ!”


 


 


 


「カハッ…!」


 


…え?』


 


 


 


鈍い音と、男の声が、すぐ近くで聞こえた。


 


状況が理解できない。


 


ただ、自分が暖かい何かに包まれたことだけは、わかった。


 


 


 


「死ね。クズ共が」

不必要な言葉。→←終わった。



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設定タグ:おそ松さん , 喧嘩松 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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リビリンス(プロフ) - カラ松さんがイケメン過ぎてヤバいです!十四松が、大切な人のために戦っているところも、すごくよかったです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年4月17日 23時) (レス) id: e6133c400a (このIDを非表示/違反報告)
姫凛 - 純粋なカラ松はカッコいいです!この六つ子にとって夢主ちゃんとはどんな存在なんでしょうか!!!続きが気になります!更新頑張ってください! (2016年4月4日 19時) (レス) id: f294dfc1f5 (このIDを非表示/違反報告)
姫凛 - どうも!姫凛と申します!めっちゃいい作品ですね!大事な人のために戦う六つ子カッコ良すぎです!更新頑張ってください! (2016年3月21日 21時) (レス) id: 0b85f5aea9 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2016年3月14日 22時) (レス) id: 9fbf0fb0cc (このIDを非表示/違反報告)
ルミ(プロフ) - めっちゃ面白いですー頑張ってくださいo(`^´*) (2016年3月10日 14時) (携帯から) (レス) id: 0f719a32cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柴央桜 | 作成日時:2016年1月26日 17時

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