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8話 ページ8

ここまで来て別の人だったら自分が恥ずかしい。

それは相手も同じらしく、時々目が合う。気まずい。

カノが一瞬疑うほど、昔と掛けはなれていたのだ。

背格好や髪色はまだ同じとして、服装がそこら辺にいる女子みたいになっている。

しかもたぶん化粧してる。髪もサラッサラになってる。

カノがぶつぶつ考えているともう順番だったらしく

慌てて立つ。

そしてさっき考えて置いた自己紹介をする。

これでよかったかな、などと考えつつ、カノはさりげなく周囲を確認した。

全体的にレベルが高い。ふわふわな髪の人と直毛の人。どちらも髪は肩くらいだ。

そして問題の人物。カノが名乗ったことで向こうでは決断できているだろう。

向こうももしかしたら違う人を探していて、カノがそれに当てはまっただけなのかもしれない。

するとその人が立ち、少し低めのキドによく似た声で言った。

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作者名:poro | 作成日時:2016年8月2日 22時

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