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14話 ページ14
キドは変わっちゃったね。
言おうとしたとき、ちょうど電車が来た。
キドは、お、来たな、なんて言いながら電車に乗り込んだので、カノもそれに続いた。
「ねえ、そういえばキドはさ、ユウキさんとまた会うの?」
「ああ、そのつもりだ。悪い人じゃなさそうだし。」
「僕もあのふわふわの子とまた会うんだけどさ、よかったら一緒に行かない?4人で。
僕2人だけだと緊張しちゃうと思うからさ。」
さりげなく。さりげなく、僕がまたあの子と会うって言ったらキドは止めてくれないかな、
なんて思って振った話題だけれど、キドはカノの思惑に気づかない。
「おお!いいんじゃないか?お・・私も、うん。そっちのほうがいいな。」
じゃあまた連絡するね。
そういって二人は別れた。
キドはいま経理の職に就いているらしい。
カノが接客業についていると知ると、お前らしいな。と言って笑った。
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作者名:poro | 作成日時:2016年8月2日 22時