33話 ページ34
凛月君とお出かけしてから2週間がたった。ライブ前日…私は息抜きをしたおかげもあり、スムーズに衣装を作り上げた。
瀬名さんに見せにいこうと椅子から立ち上がった瞬間激しい頭痛に襲われて倒れた。
「っ…痛い……うぅっ…」
「開けるよー。凄い音したけど…どうした…って!!」
「瀬名…さん。すみません…頭が痛くて…」
「薬持ってくるから…よっと」
瀬名さんは私の体を支え、脇と両膝裏に腕をいれ私の体を持ち上げた。
「重いですからっ…だ、大丈夫ですよっ」
「天使の羽のように軽いよ……って言うべきなんだろうけど、おれは器用な事言えないからねぇ。はい、大人しく寝てな」
ベッドにゆっくり降ろされ、瀬名さんにお礼を伝えると瀬名さんは珍しく優しく微笑んだ。
「後で衣装チェックするからね〜。…今はまだ6時だし、ゆっくり寝てから皆に披露してもらうよ。」
「瀬名さん…」
「なぁに?」
「…ありがとうございます」
「さっきも聞いた。……衣装作りご苦労様」
小さな声で瀬名さんは呟き、瀬名さんが持って来てくれた薬を飲んで一眠りすることにした。
瀬名さんの事…凄く誤解してたみたい。不器用な所は私と一緒だ…。瀬名さんの優しさに心が温かくなった。
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紅狼鬼(プロフ) - 猫愛りあさん» ありがとうございます(⚲□⚲)グダグダの文章ですみません。いま、新しく作品を考えています!お暇なときチェックしてくださると嬉しいです(^^) (2月26日 15時) (レス) id: 3e3ff661c8 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ - 感動したぁ…泣き泣き泣き (2月26日 14時) (レス) @page44 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅狼鬼 | 作成日時:2021年9月7日 19時