青城の男装少女は雨柱

13サボり ページ16

〜及川side〜

いつも通り、岩ちゃんと学校に行って、体育館のドアを開ける。


「あっ、徹せんぱぁい♡おはよぉございますぅ！準備ぃ、おわってますよぉ！」



「あっ、うん。夢愛ちゃんありがと」



　

「あれ、そういえば雨森は？」

　

「Aくんはぁ、まだぁ、来てないんですぅ！」


え、来てない？


朝練の時間も、マネージャーは早く来て準備することも伝えていたはず。



「じゃあ、この仕事全部夢愛ちゃんがやったの？」


「そうなんですぅ！アオイちゃんもぉいなくなっちゃったからぁ、夢愛ぇ、いつもよりぃ、早く来てぇ、がんばったんですぅ！」




「そうなんだ、夢愛ちゃんありがとね！」



アメノちゃん、サボるような子には見えなかったから意外。



来たらちゃんと注意しないと



夢愛ちゃんと話していると、続々と他の部員がやってきた。


「ちわーっす」


「おはよ！じゃあ練習始めようか！」


アメノちゃんがまだ来てないのはすごく気になるけど、練習始めないと。




　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
––––––––––––––––––––––––––


〜夢愛side〜

いつもより遅くに学校に行ったらぁもうA君が準備を終わらせてたのぉ！

ラッキぃ！

私がぁ、全部やった事にする為にぃ、A君を追い出してみんなが来るのを待ってよぉっと。


　
　

　
　
　
部員はもう全員揃ってぇ、練習始めちゃったぁ。

なのにAくんはぁまだ来ない！


何してるのよぉ、まあぁ、来ないほうがこっちにとって都合がいいしぃ！。

もぉ、スポドリもできてるから渡すだけだしぃ。

おいしいところはぁ、全部私ができるぅ！



　
　
　
　
　
　
　
　
結局Aくんは朝練に来なかったのぉ！


初日からサボりなんてぇ！


悪者にしちゃって、良いように使っちゃおうとおもってたけどぉ、その必要はぁ無さそう！



あははっ！これから楽しみだなぁ！


アオイちゃんはぁ、みんなと凄く仲良くてぇ


悪者には出来そうになかったからぁ



Aくんに代わってくれて良かったぁ！

14目覚め→←12眠たい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す