スケベ柱こと風柱のラッキースケベられ継子【鬼滅の刃】

肆 ページ43

＜フラッ……＞


『………ぁ』

＜サッ…＞

時「……大丈夫？」
『……ありがとう(ﾆｺｯ』
時「無理、しないで…」

＜そっ……＞


むいくんの手が、私の頬を撫でる。
私の目尻を撫でる。


時「……苦しそうだよ」
『……っ大丈夫…』



むいくんも、やっぱり人間で___。

何事にも興味のないような澄まし顔が、辛そうに歪む。



＜ギュッ……＞

時「……僕にも、わかる……気がする…!!」
『…むい、くん…!!』



＜……ギュゥ＞

『……ありがとう』




この世界に来て、誰かの“優しさ”に触れるたびに泣きそうだ。

やっぱり、哀しい世界だな。





＜タ、タ、タ＞

『………誰も、いない』
時「……他の剣士は、ほとんどあいつに喰われたんだろうね」
『……なの、かな』


輝「お帰りなさいませ」
か「おめでとうございます。ご無事で何よりです」


私たちは無傷で帰還した。
ただ、私は体調が優れないけどね…。




そうして、隊服の支給。階級を刻まれた。そして___。


＜バサッ!!＞


(……か、鴉…は嫌だなぁ)

＜……チョン＞


雀「ちゅん」
『………』

雀「ちゅん…？」
時「……これ、鴉なの？」



『……か、かわいいいっ!!!//』
雀「ちゅん♪」

時「ぁ、いいんだ」


輝「では、あちらから刀を造る鋼を選んでくださいませ」


＜タ、タ、タ＞


輝「鬼を滅殺し、己の身を守る刀の鋼は………ご自身で選ぶのです」





＜すっ……＞



私は、勘で手に取った。

この鋼が、私の刃となる____。





『じゃあ、むいくん。同期としてこれからよろしくね(ﾆｺｯ』
時「……まぁ」


『それと、今日はありがとう。次はむいくんを護れる剣士になるから』

＜ギュッ!!＞

『だから、負けない…!!//(微笑』
時「っーー……うん//」




＜……チュッ＞



むいくんが、私の_____。



時「……僕も、負けないよ。A//(微笑」


『ｶｧｱｱｯ)……………ぇ//』



時「じゃあ、またね(ﾆｺｯ」
『………ぅん//』

＜タ、タ、タ…＞







私の口に、キスを………？



『ｶｧｱｱｯ)っ〜〜〜〜〜!?//』

第09話「継子」→←参

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