スケベ柱こと風柱のラッキースケベられ継子【鬼滅の刃】

参 ページ42

人混鬼「……ぁ"……にん、げ…!!」


時「A、危ない…!!」

＜ドンッ!!＞


むいくんが、私を突き飛ばした。
その瞬間____。


＜ドォンッ!!＞


人混によって、むいくんは飛ばされた。


『むいくんっ!?』


＜ガタガタ……＞


やば、切っ先…安定しない。
手足が、震える…。


『っ………!!』





実「A、また“呼吸”を忘れてんぞォ」
『……ぁ、はい!!』
実「いいかァ。呼吸は一定に。乱したり忘れたりすんじゃねェ」







『スゥウ………シィァアア……!!』


そう、呼吸は一定に。
乱したり、忘れたりしない。


『……ぶっ殺してやるゥ!!(ｷﾞﾛｯ』



(こいつを倒して、私は_______!!)


＜ダッ!!＞



『風の呼吸 伍ノ型 木枯らし颪』



＜ザァァアン!!!＞


空中からの斬撃。
とりあえず鬼の体は斬れ_____


「あ"ぁぁあっ!!!」
「ギャァァア!!!?」
「い、いだぁぁあっい!!!」



『っ………!!(汗』


耳をつんざく、阿鼻叫喚。
聞こえる、剣士たちの悲鳴。



『ぁあ……ぁあ"…!?||』





【まるで地獄だ】



＜……カタン＞


私は、刀を手から離してしまった。
ただ、立ち尽くすだけ。



(…わ、私が今……斬ったのは……？)



鬼なのか、人間なのか____？

わ か ら な く な っ た 。



人混は、私に近寄る。
それは体格に合わぬ速さで。

私の顔めがけて_______。






時「A!!!!!!」



『っーーーーー』
時「刀を持って!!楽に殺してあげよう!!」



そうか、もう彼らは…戻れない。



＜スッ…!!＞


人混の手を、ギリギリで避ける。
そして、刀を………握る。



時「霞の呼吸 弐ノ型______」

＜グッ…!!＞





時「______八重霞」


むいくんが、幾つもの斬撃で人混の体を刻む。



時「A!!」



彼が、私を呼ぶ。

嗚呼、私……やっぱり弱いなぁ。




『風の呼吸 哀ノ型________』




それは、慈悲なる一振り。

まるで母が我が子を抱くかのような、優しく…優しく頚を落とす一撃。


あたたかい、そよ風の如く。




『_______春心そよ風』





優しく、静かに____頚を斬る。



人混「………ぁ"、うぁ……」





なぜか、人混鬼は涙を流した。
そんな風に見えたんだ。




『………ごめんね』





嗚呼、心が痛い。






彼らが、灰になってゆく。
私とむいくんはただ、見送る。



時「……ひとり、僕らと同じ最終選別の剣士がいた」
『……そっか』
時「………さぁ、先に進もうか」
『……うん』


＜タ、タ、タ＞




もうすぐ、夜が明ける_____。

肆→←弐

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す