【鬼滅の刃✕チェンソーマン】支配の天使 ２

第６０．５話 ページ33

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「Aちゃん！」


「甘露寺さん、どうしました？」


恋柱＿＿甘露寺蜜璃との任務が終わり、帰り道。


「もう、Aちゃん！苗字じゃなくて名前で呼んでって言ったでしょ？」


「蜜璃さん」


「かわいいーッ！！！」


さっきからずっとこの調子だ


事あるごとに、かわいいかわいいと、連呼される


「蜜璃さん、もう良いですから…」


「さんじゃなくて良いのに……それと敬語も外してほしいのに……」


しゅん……としたように落ち込む


「じゃあ……蜜璃ちゃん…？」


そう言うとぱぁっと顔を明るくさせた


「なぁに？Aちゃん」


大丈夫なのだろうか……柱なのに


まあ、蜜璃ちゃんが嬉しそうだからいいか


「蜜璃ちゃん、最初なにか言おうとしてたんじゃないの？」


「あ！そうだったわ！」


蜜璃ちゃんはハッとしたように思い出した


「あのね、Aちゃん刀持ってないでしょう？Aちゃんはすごい能力があるから大丈夫かもしれないけど……でも、心配なの！だから、打ってもらいましょう！」


「打ってもらうって……刀を？」


「そう！刀鍛冶の里で！」


「………そうだね」


「良かったー！Aちゃんと一緒に行けて！私も刀を研いでもらわないといけなかったから丁度良かったわね！そうだ！刀鍛冶の里は温泉もあってね……それで、それで〜……」


「………」


はたまた、上弦の鬼の匂いがする地に足を運ぶことになった。

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