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背後から自分の名を呼ぶ声聞いた瞬間、Aは自分の細胞全てがゾワッと動くのを感じた。
全身から血の気が引くのを感じるし、冷や汗もかき始めている。
それは、もう何百年と感じることのなかった｢恐怖｣という感情だった。
思わず、振り向くのを躊躇う。
｢うむ……確かに、人でも
そんなAをよそに、黒死牟は続ける。
｢……お前も、無一郎も、あの方に使って戴こう……｣
｢誰があの腐れ外道などに付くものか！たわけ！｣
無一郎を守るように虚勢を張るAなど、気にも止めないかのように振る舞う黒死牟は、皮肉にも上弦の壱に相応しいとも言える。
無惨はこんなにも強く恐ろしい者を仲間にしていたのかと、内心舌を打った。
｢まともに戦える上弦は最早私一人のみ…あの御方もお前たちを……認めてくださるはず…｣
そう言いながら近づいて来ようとする黒死牟を前に、Aは動けないでいた。
無一郎を抱えてはこの上弦から逃げれないと感じたのは勿論だが、それ以上に、自分よりも格上だと少しでも考えてしまった以上、字のごとく｢蛇に見込まれた蛙｣になっていたのだ。
不意に、そんなAの思考を遮るようにドン！ドン！と、銃声の音が鳴り響く。
｢…まだ一匹紛れていたか……｣
その音の主は玄弥の鉄砲だった。
弾けれたようにAが正気に戻ったまでは良かったが、黒死牟が玄弥の方へと目にも止まらぬ速さで向かっていく。
______まずい。
自分の、恐怖だとか不利だとかという感情を全て捨て去り、まずは玄弥を守らねければと走り出すと、素早く黒死牟と玄弥との間に滑り込み、黒死牟の斬撃から玄弥を守る。
刀が刃こぼれする事など気にする暇もなく、攻撃をいなすと、予想通り少し刃が欠けてしまった。
｢Aさん……｣
｢何をぼさっとしておる！！死にたくなければ動け！｣
余程驚いたのか固まる玄弥に喝を入れつつ、また刀を構えると、時間を開けないように踏み込む。
やはりAでは少し戦闘力が足りきらないのか押されているのは明白だったが、決して手も足も出ない訳ではない。
冷静に攻撃を入れれば多少はやり合える。
己の感情の起伏を最小限に抑えつつ、着実に攻撃した。
｢女であってもここまでできるとは……見事だな｣
｢……護るべきものがある者は強くなれるのじゃ。逆にお主は思った程ではないのう。その女にこんなに手を焼いておる｣
出た。Aのいらない挑発。
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�桟鈬�(プロフ) - Ashleeさん» コメントありがとうございます！すみませんもう少しお待ちくださいませ💦 (2022年7月28日 9時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年4月16日 18時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
月縹(プロフ) - ＃きのこさん» わー！ありがとうございます！気長に待って頂けたら嬉しいです(；；) (2021年10月2日 23時) (レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月27日 21時) (レス) @page20 id: c964701d6c (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 藍緋さん» ほんとうですか！？報告ありがとうございます！直しておきますね！ (2020年11月18日 7時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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