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よし、いっちょ気張るか、とAが意気込んだまでは良かったが、実際は補充で加わったであろう上弦の肆の血鬼術にとても苦戦していた。
目ま苦しく入れ替わる地形に、重力など大方無視した部屋等の動き。
文字通り足の踏み場を無くされるため、安易に鬼に近付くこともままならない。
「相手の能力がわからないうちはよく見てよく考えて冷静にいこう」
「はい」
｢柱の2人でさえああなのに、俺に一体どうしろって言うのぉぉお！！？｣
蜜璃と小芭内も、そして善逸も見ての通りの苦戦具合だった。
Aも小芭内や蜜璃に引けを取らないように応戦していたが、下手に術を使える訳もなく生身で戦うしか手はない。
かろうじて主護符などは使う余裕があるため、遠慮なく仲間内に使いまくった。
｢あぁ！！煩わしいの！！年寄りをそう怒らせるでないぞ！！｣
｢A姉ちゃん既に怒ってるじゃん！！｣
ちょうど視界横から飛び出て来た建物の一部が、目を離していた善逸目掛けて勢いよく突進する。
｢！善逸！！しっかり周りを見ろ！！危ないじゃっろっ……！？｣
間一髪でAが間に入ったが、抵抗虚しく凄まじい音をたてながら壁を何枚も突き破っていく。
｢Aさん！｣
Aは、ドカァン！！と派手な音をたてながら、酷く開けた場所に放り出された。
Aの視界が開けると同時に目に入るのは壁に打ち付けられた無一郎と、その近くにいる上弦の壱と瞳に刻まれている鬼の姿。
｢！お主は無一郎ではないか！ッチ！！上弦の壱！！おのれ！｣
｢Aさん……！？｣
見たところ無一郎の片腕は切り落とされており、その挙句、右肩辺りには刀が壁ごと深く突き刺さっていた。
診察をするまでもなく、重症であることは一目瞭然だ。
すぐさま体制を立て直し、刀で上弦の壱、黒死牟と無一郎の距離を離す。
｢無一郎！今すぐこれを使うのじゃ！！間に合えば腕が繋がり傷も収まる！！｣
そう言ってAが無一郎に渡したのは、事前に珠代に作らせていた回復薬だ。数に限りがあるため多用は出来ないが、ないよりはマシだ。
考えるよりも先に無一郎に刺さっている刀を引き抜き、その傷口と腕に薬を塗り込む。
｢！くっ付いた……？｣
｢しばらくは安静にしておれ、また取れてしまう｣
背後の気配に気を配りつつ、手短に薬の説明をしていると背後の鬼が口を開いた。
｢……あのお方が言っていた……Aとやらか……｣
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�桟鈬�(プロフ) - Ashleeさん» コメントありがとうございます！すみませんもう少しお待ちくださいませ💦 (2022年7月28日 9時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年4月16日 18時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
月縹(プロフ) - ＃きのこさん» わー！ありがとうございます！気長に待って頂けたら嬉しいです(；；) (2021年10月2日 23時) (レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月27日 21時) (レス) @page20 id: c964701d6c (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 藍緋さん» ほんとうですか！？報告ありがとうございます！直しておきますね！ (2020年11月18日 7時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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