幼馴染に彼女が出来た【東リべ】

ｻﾝｼﾞｭｳｺﾞ ページ36

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「…大丈夫か？」


『うん、大丈夫。てか委員長いいの？委員長がサボり』


「…いや全然良くない」


『えっ！？ちょ、行って来なよ！！？早く！』


「うそうそ。お前泣いてんのにほっといて行くとかねーから」


『うっ…』



人気の無い公園のベンチ


思わず泣き出してしまった私をここまで連れて来てくれたのは委員長



『委員長、優しいねやっぱり』


「当たり前だろ、内申点のため」


『うわっ、猫かぶっとんかい』


「んなわけねーだろ。で？どうしたんだよ」



やっぱり三ツ谷の事なの？


その委員長の問いかけに素直に話した


隆の思わせぶりな態度の事


やっぱり凄く好きだからこそ、

辛いこと。



『私ね、隆と由紀ちゃんはとてもお似合いだと思うし、自分が入る隙もないと思ってる。


でもやっぱり凄く好きなんだなぁって実感した。』


「………」


『…昨日隆が泣いた後の私を心配してくれて、私にそんな気が一切無いのは分かってるんだけどやっぱり期待してる私がいた』


「………うん」


『今日の朝だって気まずくても一緒に登校してくれると思った！』


もうやになっちゃうね。


自傷気味に笑う私を委員長は見ていた

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