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「手当て道具を補充しに来ただけですよ?
……見て分かりますよね」





にこりと笑う私を見て

黄瀬くんはうっと眉を下げる。


どうやら私が本当に道具を補充しただけだと見て分かった様だ。


あー、嫌だ。

いい加減この空気を誰か吸い取ってくれ。

高尾がいたらテンション高尾でダイソン並みに吸い取ってくれる筈なのに。


私も大人気なく対抗しちゃうからなー。






「黄瀬ちんにまなち〜ん。
何突っ立ってんの〜?」



「もう休憩時間終わんぞ」



「青峰君!タオル忘れてる!」




うわ、人口密度高まった。

入り口に入ろうとして来たのは

青峰くん、むっくん、桃井ちゃん。



………あ、最後尾に疲れた顔の黒子もいる。



青峰くんが頭をぬらしている所を見ると

水道に行って水浴びでもしてたんだろう。



最近急激に暑くなり始めたから。






「あ!茜ちゃん!
久しぶりだねっ、膝の怪我大丈夫だった?」



「桃井さん、久しぶり!
まだ曲げると痛いけど、大丈夫だよ」



「そうだよね、まだ三日しか経ってないもんね」





桃井ちゃんは

背丈の高い青峰くんとむっくんの間から

ひょっこり飛び出すと、私の膝をしゃがんで見ていた。





「そーいや、ひでぇ怪我だったな」




青峰くんもしゃがみ込む。


そして二人して私の膝を凝視。
あれ何これデジャヴ。なんなの二人とも。


また揃って私の膝を見てるし






仲良いな本当に。

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小冬 - とても面白かったです!続きが見たいので、お願いします。 (2020年12月21日 16時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
プリン★スポンジ信者(隊長)色々最高な小説多いよな← - あ''ぁ''あ''あ''ぁ''ぁ''!!!!早く続き見たい!更新応援してます!頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
高羽涙(プロフ) - 同意です (2016年6月21日 1時) (レス) id: 2e3e35766e (このIDを非表示/違反報告)
揚羽蝶 - 同意 (2016年3月22日 16時) (レス) id: 8c5a9a8c33 (このIDを非表示/違反報告)
ガルルル*受験つらたん - 同意 (2016年1月17日 11時) (レス) id: 89cfe056c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クロほし | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/28904/  
作成日時:2015年1月31日 9時

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