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灰崎キス魔事件から一夜明けて。
気持ちを引きずると思っていた私の心情は、と言うと。
…………全く気持ちが落ち着いてる、だと。
本当に女なのかね私は。
寝て起きたら半分忘れてた自分をいっその事褒めてやって欲しい。
「今朝はだいぶ落ち着いてますね〜茜さん」
「あ、えぇっと、昨日はごめんねつかさん。鍵一人で返しに行かせちゃって」
朝練の時間。
私とつかさんは外の水道でバケツに水を汲みに行っていた。
自然と二人の会話は
私の様子が可笑しくなった話になる。
「昨日体育館の外にいた人。
灰崎君、ですよね?」
「……気付いてたの?」
「というより、灰崎君は退部した辺りからほぼ毎日あの場所にいるんですよね〜」
つかさんはそう言いながら
水の入ったバケツを持ち上げた。
つかさんも灰崎の事を気に掛けているのか
その表情からは少し心配の色が見える。
「バスケットボールがただ好きな人にとって
……帝光バスケ部の理念は苦しいモノがあるのかもしれませんね〜」
何気なく言われたつかさんの言葉に
私は考える様に黙り込む。
帝光中男子バスケットボール部
唯一絶対の理念
「勝つこと」
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小冬 - とても面白かったです!続きが見たいので、お願いします。 (2020年12月21日 16時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
プリン★スポンジ信者(隊長)色々最高な小説多いよな← - あ''ぁ''あ''あ''ぁ''ぁ''!!!!早く続き見たい!更新応援してます!頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
高羽涙(プロフ) - 同意です (2016年6月21日 1時) (レス) id: 2e3e35766e (このIDを非表示/違反報告)
揚羽蝶 - 同意 (2016年3月22日 16時) (レス) id: 8c5a9a8c33 (このIDを非表示/違反報告)
ガルルル*受験つらたん - 同意 (2016年1月17日 11時) (レス) id: 89cfe056c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クロほし | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/28904/
作成日時:2015年1月31日 9時