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「似合う？似合う似合う？？」
「うん、よく似合ってる」
「ほんと？？」
「うん」
何度も何度もなぞって
何度も何度も頭の中でリフレインさせたその言葉は
思い出す度に熱くなる目頭を、止められない。
忘れないように
いつでも自分を奮い立たせる糧となるように
真新しい制服に、「機長」の証の四本線にしみ込ませて
なんなら頼み込んで半紙か何かに書いてもらって
いつもそばに、置いておきたいと思ったその言葉を
「やっぱ翔くん、いけめん、だよね」
「やっぱ、って、なによ」
「んふふふふ」
...くれた本人は相変わらず
ふわふわと笑ってるけれど
任命式では
任命される側ではなく「教官」席に座るひとで
しかもただの教官ではなくて
操縦技術も飛行に携わる職員からの信頼度も社内ナンバーワンを誇るうちのエースパイロットで
「おめでとう、翔くん」
そんなひとに評価してもらえて
認めてもらえて
笑顔でこんなこと言ってもらえて
「ありがと智くんっっ！！」
「わっっ！！ちょっっ//ちょっっと翔くんっっっ！！！」
あんなことも言ってもらえて
あんな風に、想ってもらえて
「おっっ....ぉ降ろしてッッてばもうっっ！！！」
「もうだいすき智くんっっ！！！」
ほんとはもうこんな風に
近付くことさえ許されないくらいのひとなのかもしれないのに
こうやって俺のそばに、いてくれてることがもう
嬉しくて嬉しくて仕方なくて。
俺がそばに、いられることがもう
嬉しくて、仕方なくて。
「降ろしてってばっっ！！」
「あとちょっとだけーーー！！」
『彼はきっと、いつか必ず、世界一のパイロットになると思います』
頭の中
祝福を告げる鐘の音のように何度も何度も鳴り響くその言葉は
美しく輝き、温かく温度を持ち、清らかに澄み。
やっと降ろした智くんの
ぎゅーっと抱き込んだ肩と、俺の肩
お揃いに輝く
その言葉と共に在る「四本線」が、陽の光を受けていっそう、煌めいて見えて。
「.....ふ、ぅ..ッ」
目の前にある
やっと“同じ”になったそのふたつは
言葉にしきれない想いとともに、俺の涙腺をいとも簡単に、刺激して。
ふざけ合うふりして
じゃれ合うふりして智くんが、隠しててくれなきゃもう
その場でおいおいと大声で、泣き出してしまいそうだった。
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やよい(プロフ) - 智くんの背中に回された翔くんの手、翔くんの声(私は翔くんの低音ボイスが大好きです)、翔くんほど、智くんのパートナーに相応しい人はいないんじゃないかと思っています。また、お話を楽しみにしていますね。 (2021年9月1日 0時) (
レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 翔くんの手は智くんより大きくて、男らしくて、頼りがいがあって、私見ですが、温かくて、優しくて、智くんを守っている感じがします。 (2021年9月1日 0時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 翔くんの手と智くんの手が合わさっている画像、ネットで拾って、何枚も集めています。また、翔くんによる智くんへのエスコートの動画も集めています＝ほぼ変態の域かもしれません(^◇^;)。 (2021年9月1日 0時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - そう言う願いから、そう言う夢から、色々なものが研究され、発達して来たんですね。 翔くんの言葉、素敵です。 (2021年9月1日 0時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 鼓膜が破壊されてしまっていても、いつか、再生医療が発達して、智くんの耳が微かでも音を拾えるようになれば良いのに。翔くんの声だけでも。そう祈ってます。 (2021年9月1日 0時) (レス) id: 7c70da965a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2020年10月17日 0時
