は ち み つ 男 子 《 2 》

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　休み時間。





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　あの後 ずっと悩んだけど
　行くことにした . . .。


　行かなきゃ .. いけない。
　もし行かなかったら絶対何かありそうだし ...


　あたしは教室を急いで出て体育館裏に向かった。









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「 山田A。 ・・・ちゃんと一人で来てくれた? 」


・・・ 誰 ..? この人。
さっきのメールの差出人だよね? ・・・



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　この人はあたしと同じ1年生だと思う。
　制服のリボンの色で分かる。

　金髪に近い黄色い髪。
　化粧はちょっと濃い方だけど、綺麗な人。 . . .






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「 あなた、宏光と親しいみたいだけど、どういう関係? 」
　


　え。・・・宏光 . . . ?
　呼び捨て .. ってことは ... この人と宏光は何かの関係があったり .. ?



「 ちょっと .. 無視? 聞いてるんだけど。さっさと答えてくれない?
　それとも、答えられない仲なわけ? 」


あ「 あ .. すみません。・・・」


　宏光との関係って . . . 付き合ってる。なんて..言ったら.. きっとこの人は怒ると思う。
　・・・なんとなくだけど。
　


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「 てかさ、あんたあの4人と同じ寮なんでしょ?
　どうやってそんなこと出来たの? あんたがあの4人の弱み握ったりしちゃってるわけ?
　そうでもしない限りあの4人と同じ家に住めるなんて有り得ないよね。
　・・・ねぇ、どうやって4人と一緒に住めるようにしたの? 」


　その人はあたしを見下すように言った。



　なにこの人・・・
　あたしが無理やりあの4人と同じ寮に入ってるってそう思ってるの? ...
　あたし.. あの4人の弱み握ってるわけでもなんでもないんですけど。

　





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「 勘違いすんなよ。 あんたなんてどうせ顔だけなんだから。」


　女があたしの右耳元で囁く。
　低い、怖い声・・・。



　あたしもその声にはゾッとして身動きが出来なくなった。









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