は ち み つ 男 子 《 2 》

◆* 51 *◆ ページ1

.









.






〈 ﾊﾞﾝｯ 〉







.




藤ヶ谷「 北山 .. 何してんだよ。」



たいすけ・・・




　太輔が部屋のドアを開けて部屋に入ってきた。

　北山はあたしの手を離した。
　あたしはさっきまでの出来事にまだ驚いていて..床に崩れた。




.




藤ヶ谷「 A .. 泣いてんじゃん。北山、Aに何した? 」


北山「 別に .. 」


藤ヶ谷「 お前さ、自分勝手に行動すんのもいい加減にしろよ。A行くぞ。」



　あたしは太輔に手を引かれ、北山の部屋を出た。






.









.




藤ヶ谷「 北山に何かされた? 」


　あたしは太輔の部屋に入った。




あ「 え .. そんな大したことは .. 」

藤ヶ谷「 ・・・ ちゃんと言って。」



　・ ・ ・ ・ ・ ・



あ「 . . . キス・・・された。」

藤ヶ谷「 ・・・だろうね。あんな所 見ちゃったんだから.. やっぱりされてたか。」


　・・・あんな所って .. あたしが壁に挟まれてたところ?




.






藤ヶ谷「 ・・・あのさ、北山のこと。 好き? 」


あ「 ・・・正直 分からない。 この前までの感情が恋の好き..だったのか .. とか。
　でも ・・・ さっき涙が出たの ..。」


　だって .. ドキドキは北山にだけじゃなくて、太輔にもした。
　ドキドキ ＝ 恋 じゃないんでしょ ..?

　それと .. さっきの涙は何だったのかな ...



.




藤ヶ谷「 俺にしない? 」



あ「 ・・・え? .. 」


藤ヶ谷「 俺はAが好きだよ。」




・・・・・・まっすぐあたしを見る太輔が .. かっこよく映った。





.







.

◆* 52 *◆→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す