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ツンデレあざす! ページ10

不気味なその声がシンタローのものだと気づくのに時間がかかった。

次に少女の声。

「とまぁ、こんなカンジだったんですが…そりゃ聞き返されますよね。私なら馴れているんでいいんですけど!」

たしかこの声…エネちゃんって娘だ。

エネちゃんは勝ち誇ったように鼻でフフンと笑う。

『…コミュショー全開www』

「ユウキも笑うなよ…もうお前あのまま消えててよかったのにぃ」

「むっ…!」

シンタローの情けないその言葉にエネちゃんは腹を立てたらしい。

さすがにそれを察してかシンタローは慌てて取り消した。

「う、嘘!冗談だって!!えっと…そ、そうだエネ!」

「なんですかぁ。」

膨れっ面のままエネちゃんは返事を返す。

「遊園地行こう、屋上の!」

「え…本当ですか?」

「あぁ、久々外に出たんだしたまには悪くないだろ。」

シンタローの言葉にエネちゃんは目を輝かせた。

「や、約束ですよ!絶対ですよ!?」

無邪気にはしゃぐエネちゃんをシンタローは驚いているのか呆然としていた。

「はっ、ご友人さんも行きましょう!ぜひとも行きましょう!!」

遊園地か…それも悪くないか。

『よし、いいぜ!』

「なんか付き合わせちまって悪ぃな。」

「ご主人!そうと決まれば早く買い物済ませましょう!」

「わかったわかった!」

二人やり取りを見て思わず笑みがこぼれる。

「オイなにニヤケてんだよ、キショイぞ。」

『悪ぃ悪ぃ。』

「大丈夫ですよご友人さん!ご主人の笑顔の方がもっ……………っとキモイですから!!」

「ぉ、おいそんな溜めるか?言い方ってモンがあるだろ?」

『大丈夫、シンタローは最高のヒキニートだぜ。』

「え、何それ褒めてんの…?」

「ブフォwwwwww最高ですご友人さん!」

『俺にとっては最高だぜ…。』

「うん、とりあえず俺の腰に置いてるその手とイケメンスキルを外そうか。過ぎ行く人がドン引きするぜ?」

「大丈夫ですよご主人、ご友人さんのイケメンスキルで過ぎ行く人は顔を赤くして立ち去ってますから。」

「大丈夫じゃねぇつーか写真撮るな!!」

『なんだよ、お前俺のことそんなに嫌いか…?』

「なっ、べ、別に嫌いとか言ってねぇし…!」

『「ツンデレあざす!/ありがとうございます!!」』

「!!お、お前らな――」

その瞬間、シンタローの声は何かの爆発音にかき消された。



end,

file4,如月アテンション/メカクシコード@カノ→←file3,奇策ヤード



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稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» エネちゃんかわいいですか、ありがとうございます!!これからもエネちゃんに注目してやって下さい!応援ありがとうございました! (2014年3月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - エネマジかわいいわー更新頑張ってね〜〜 (2014年3月28日 15時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
稀羅(プロフ) - Luis Seidi Hissatomiさん» 応援ありがとうございます、今後もよろしくお願いします!!   稀羅 (2014年3月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
Luis Seidi Hissatomi(プロフ) - 続き頑張ってください (2014年3月26日 16時) (レス) id: 795643eca4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稀羅 | 作成日時:2014年3月24日 21時

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