それお前が危険人物www ページ8
『それにしても…なんなの?あの電脳少女。』
「あぁ、えっとな…。」
俺はユウキにエネのことを話した。
去年ぐらいから俺のPCに住み着いていること。
どこから来たのかも、何者なのかもわからないこと。
そして俺がヤツの悪戯に苦悩していること。
『ブッwwwwww』
「オイ。」
『いやもう本当に申し訳www』
「笑い過ぎだろうが!もういいから中入ろうぜ、ゲーセン行くんだろ!?」
謝っているわりに反省の色がゼロじゃねえか。
デパートの中に入ると、ひんやりとした空気が熱くなった体を冷やしていく。
「くはぁ……。」
『顔キモいぞwww』
お前と一緒の顔にするなイケメンめ。
『お、自販機見っけ。シンタロー何飲む?』
「じゃあコーラ。」
『さすがヒキニート。』
いや関係なくね?
ユウキは自販機にコインを入れると点滅するボタンに手を伸ばした。出てきたコーラを俺に手渡す。
『ほい。金は面倒だからいらん。』
「サンキュー。」
『俺は三●矢サイダーっと。』
出てきた飲み物をユウキはグイッと飲む。
『ん〜、うめぇ!』
キラリと輝く笑顔。その様子はまるでCMだ。
俺もコーラを口に含む。うん、うまい。
『wwwwwwwww』
…もう顔については触れるな、俺のHPが削れる。
「もう行こうぜ。ささっと済ませてゲーセン行こうぜ。」
『おう!あ、七階だからエレベーター使うぞ。』
こういうのも頭の中に入ってんだろうな。便利なヤツだ。
『そうそう、ここのデパート最先端のコンピューターシステムでセキュリティが管理されているから安全を保たれてんだと。』
「それって乗っ取られたら危険ってことだよな。」
『そゆことwしかも俺はセキュリティコードも知ってるww』
「それお前が危険人物www」
『ダロwww』
きっとどんな大手企業のセキュリティシステムでもこいつはハッキングしてしまうんだろうな。
エレベーターが到着し、人混みに流されて乗り込む。七階のボタンはすでに押されていた。
ほとんどの階でエレベーターは止まり、人が増えたり減ったりする。
やっとのことでたどり着いた七階も流されながら降りた。
やっぱり外には人が多い、もう外には出ないぞ。
『ご、ごめんシンタロー。俺トイレ行ってくるわ!』
「は?」
突然どうしたんだ?
『すぐ戻るから!!』
「お、おい?」
ユウキはそれだけ言うと走ってどかに行ってしまった。
「何なんだ…?」
よくわからないが…まぁ待ってやるか。
end,
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稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» エネちゃんかわいいですか、ありがとうございます!!これからもエネちゃんに注目してやって下さい!応援ありがとうございました! (2014年3月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - エネマジかわいいわー更新頑張ってね〜〜 (2014年3月28日 15時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
稀羅(プロフ) - Luis Seidi Hissatomiさん» 応援ありがとうございます、今後もよろしくお願いします!! 稀羅 (2014年3月26日 22時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
Luis Seidi Hissatomi(プロフ) - 続き頑張ってください (2014年3月26日 16時) (レス) id: 795643eca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稀羅 | 作成日時:2014年3月24日 21時