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それは、ぱちぱちと音を立てて、次々に色を変えていく。
その間、彼と言葉を交わすことはなかった。
やがてふっ…と火が消えた。
「あー…」
鼻に残る煙たさが名残惜しい。
同時に訪れる静寂が、気まずくて。
川の近くに置いてあるバケツへと、花火を投げ入れた。
.
照「……ごめん。」
「えっ、なにが」
すぐ後ろで、彼の声が聞こえたかと思うと。
振り返る間もなく、彼に抱きしめられていた。
その状況に上手く頭が回らない。
ドクン…ドクン…と心臓の音だけがうるさく聴こえる。
私の心臓の音なのか、それとも。
.
照「ごめん…もう無理だわ。」
後ろから抱きしめながら、私の首筋に顔を埋める彼の吐息がかかる。
ほんの一瞬だけ、彼の唇が触れた…気がした。
照「あのさ、聞いてほしいことがあるんだけど。」
「…うん」
そう、相槌を打つことしかできなくて。
照「俺さ…」
回された腕に、力がこもる。
照「俺、ずっとお前のこと…」
「…」
照「……好きだったんだよね。」
耳のすぐ近くで、小さく息を吐く声が聞こえた。
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みるくかぷちーの(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！作品全てに書いてくださってますね(；ω；)これからも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。お互い健康でいましょうね〜！ (2020年12月1日 23時) (
レス) id: d8159bd070 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月1日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくかぷちーの | 作成日時：2020年10月29日 21時
