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翌朝、雨はすっかり止んでおり、気持ちのいい日光がシェルターを照らしていた。
昨日あまり乾かなかった洗濯物を外干しにする。
それに加え、新たな洗濯物も干していく。
ユウゴやルーカスたちが手伝ってくれて、案外早く終わった。
洗濯物を入れていたカゴを持ち上げると、リアが私の服の裾を引っ張っていた。
「A、ボタンつけて！」
「ん、いいよ」
リアのボタンをつけ終わると、その後ろにはボタンつけ待ちの列ができていた。
そんな小さなことでもクスッと笑ってしまう。
ああ、本当に可愛いなぁ。
「Aありがとー！」
「いーえ」
最後の子のボタンをつけ終わり、よいしょっと立ち上がる。
カゴを持とうと手を伸ばすと、カゴは誰かの手によって持ち上げられる。
「持ってやるよ」
「ふふっ。ありがとう、ユウゴ」
やっぱりユウゴはツンデレなのか、フイっとそっぽを向く。
いいよねツンデレ、私は好きだよ。
ユウゴの隣を歩いていると、あることに気がついた。
「ユウゴ、なんか背高くなってない？」
前は私の肩くらいの高さだったユウゴだが、今は私とほとんど変わらない高さになっている。
いつの間にそんなに高くなったんだ……。
「お前が縮んだんじゃなくて？」
ケラケラと笑いながら言うユウゴに、ついついデコピンをしてしまう。
いってぇ、と叫ぶユウゴを見て、そんなに強くしたはずは……と焦る。
が、それもユウゴのからかいの一つだったらしく、またケラケラと笑い始めた。
そこにルーカスがやってきてユウゴを叱る。
これもいつもの流れだ。
「ありがとうルーカス」
「いえいえ」
ユウゴとは正反対の性格のルーカス。
なのに仲がいいんだから不思議である。
「そうだ、朝ごはんは何がいい？ 僕が作るよ」
「んー……黄色い実を使ったサラダが食べたいかな」
「了解」
最近わかったことなのだが、ルーカスは料理がめちゃくちゃ上手い。
なので、ほとんどの料理はルーカスに任せている。
反対に、ユウゴはものすごく不器用である。
前に、俺だって料理くらい、と言って昼食を任せたのだが、なぜかダークマターができてしまった。
武器とかを扱うのは上手いけどね。
「俺も手伝う」
「……大丈夫なのか？」
「あれはたまたまだ！ 今回は失敗しねぇ！」
嫌な予感しかしない。
ついその言葉が出そうになるも、必死に抑える。
……ルーカス、任せたぞ。
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白狐(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！ 応援して下さり本当にありがたいです……！ いつ再開させるか分かりませんが、きっと(多分)また更新し始めると思うので気長にお待ちくださいませ……！ 面白いと思っていただき良かったです🥰 (2022年8月8日 20時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 更新頑張ってください！とてもおもしろいです！ (2022年8月8日 7時) (レス) @page18 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夜桜桜愛さん» コメントありがとうございます！ ああっ、すみません！ 更新ストップさせちゃって……。今日か明日……もしくは来週……出来たら更新しますので。頑張ります！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜桜愛(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 612a16ad5c (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。まだまだ続く予定なので、応援していただけると幸いです！ (2021年6月12日 23時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年2月6日 22時
