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2ー2 ページ3
「わかった、すぐ行くから。ちょっとだけそこで待っててね」
アズールのくれた薄ピンクの貝殻と、一緒に沈没船の中で見つけた宝石を加工したストラップ。アズールが小さいときに見つけて私にくれた何かの脱皮した殻。大切な宝物を引き出しや枕元の箱から取り出して握りしめた。
「ごめんね、準備できたから行こう」
着いてきて、と言ったフロイドを追いかけて泳ぐ。私の後ろにはジェイドがいる。いつもならアズールに張り付いてまったり二人を追いかけるのに、なんだか変な心地だと思った。水が頬っぺたをさらさらと抜けてくのは随分と久しぶりのことだと思った。
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作者名：華陽 | 作成日時：2020年10月11日 22時
