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「相葉先生」
「……久しぶりだね」
「そうでもありませんよ」
「え？」
「ふふっ」
久しぶりのＯ地区は、何度も足を運んでるせいか、あんまり久しぶりって感じなくて。
とりあえず言葉にしてみれば久しぶりに感じるかなって思ったんだけど、そうでもなかった。
ニノが拠点にしてるＴ地区、潤ちゃんが拠点にしてるＮ地区、リーダーが拠点にしてるＭ地区。
そのどれよりも
めーーーーーっちゃ遠い。
方角的には南の方にあるけど、だからって雪世界じゃないとかじゃないし、どっちかと言えば白ってよりは灰色って感じの方が近かったりするし。
前回来た時に入れてもらった温泉はサイッコーだったけど、ひとりで入っても味気ないし、だからって長老達と一緒に入るのもなんかなーって感じだし。
でも、やっぱり。
巫女の谷はキレイで。
「……翔ちゃんに見せたいな」
「今回は上手くいくと良いですね」
「……うん」
「お手伝いが必要でしたら遠慮なく言って下さいね、私の方は落ち着いてますから」
「……ありがと」
自分達で手を加えたとは言え、この光景は神秘的だし、再現度の高さが本当に凄いと思うし、自信もって力作だって言える。
大昔の人達もきっと、この神秘的な光景を見たくて、この地に足を運んでたんだと思う。
足を運んで、その光景を目にして、どうしてか足を踏み入れちゃいけないみたいな気持ちになって。
それがリラックス効果を生むんだ……っていうのは、翔ちゃんの受け売り。
「……さて、と」
巫女の谷での最初の作業は毎回決まってる。
長老達には巫女に挨拶して、巫女が崇めてる神様ってヤツに祈りを捧げてる……っていうテイ。
本当は、巫女の谷の奥にある
この機会が無効化してしまったら、Aも巫女の存在も揺らいでしまう。
だから、オレが直接メンテナンスを担ってるってワケだ。
「……ん？」
前回Ｏ地区に来た時と比べて、
だって、コレの存在は、オレ達とAしか知らないハズじゃ……。
「……！？」
その瞬間、背中に感じた鋭い視線。
体を固くしたオレに、その視線の主が静かに少しずつ近づいてくるのが分かる……。
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黒衣(プロフ) - pandakoさん» コメントありがとうです^^ こんな訳分からんお話を大好きだと言って頂けるなんて…！ありがとうです！書いてる私が迷子になってたのに(笑) そして勝手に私祭り(笑) なにしてもらえるんだろ〜？(笑) こちらこそいつもありがとうです！(*'ω'*) (2019年6月19日 2時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
pandako(プロフ) - どうしましょう。大好きなお話しが終わってしまいました(´；ω；`)寂しい気持ちを埋めるためには、"勝手に黒衣さん祭り"を開催しなければ！寝る間を惜しんで祭りに突入です(*≧ω≦)いつも素敵なお話しをありがとうございます。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: 84ef7d4572 (このIDを非表示/違反報告)
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