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もう、知らん。
「……だったら言わせて頂きますけど」
Ｎ「……なんだよ」
「いい大人が目立つ場所でイチャついてんのもどうかと思いますけど？」
Ｎ「……は？」
驚いたようにパッと私の方に顔を向けた二宮は、ちょっと怪訝そうな顔をしていて。
何言ってんの？って顔をしながら、あの薄茶色の瞳を真っ直ぐ私に向けた。
「私らが飲んでた店の近くでオンナとイチャついてんじゃないよ！って言ってんの！」
Ｎ「……は？え？」
「いい年した大人が、ガキみたいに外でキ…キスとかっ…見せつけんな！って言ってんの！」
Ｎ「！？……なんで、ソレ」
きょろ…と二宮の瞳が左右に動いて、明らかに動揺してるのが伝わってきて。
誰にも見られてないとでも思ってたのか、いつも飲みに行くうちの一軒が近かったでしょうよ…。
そう思うと。
余計に腹立つコノヤロー。
「……それに」
キッと強めの視線を二宮に向ければ。
さっきまでの強気な態度とは裏腹に、掌で口元を覆って視線を下げて、忙しなく薄茶色の瞳が左右に揺れる。
「…そういう相手がいるんだったら！」
Ｎ「……いや、あれは」
「私に噛み痕なんて付けんじゃない！！そういう相手にやれ！！くっそ宮！！」
Ｎ「おまっ……！！」
Ａ「噛みっ……ふがっ！！」
奥の方で、大野さんに両手で口を押さえ付けられてる相葉さんが視界に入ったけど。
来週からそんなにオフィスに居ないし、顔を合わせる同僚も上司も減るし、何より二宮に会わなくなるんだから、もう知ったこっちゃない。
Ｎ「お前なぁ……今ソレ言う？」
「ココで言えって言ったのは二宮でしょうが！！ただの同僚にねぇ、マーキングなんてしてんじゃないわよ！！」
Ｎ「バッカ！！お前なぁっ！！」
「誰彼構わず盛んなバーカ！！」
Ｎ「ちげえわ！！」
「違うんなら！！なんで私にすんのよ！！相手が違うでしょうが！！」
Ｎ「……お前なぁ」
言い合いの勢いを止めるかのように、二宮はヒュ…と息を吸って言葉を止めて。
すぅ…とさらに息を吸い込むと。
はぁぁぁ…と盛大に溜息をついて。
顔を俯かせて掌で目元を覆って。
Ｎ「コッチの気も知らねえクセに」
もの凄い鋭い視線を投げてきて。
Ｎ「黙ってたのはお前の方だろ」
そう言った。
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やっち(プロフ) - お互い好きだったんですか！？凄く甘々になって羨ましい〜 (2022年3月29日 22時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 随分前に読んでから好きで、最近ふと読みたくなってまた来ました。大好きです。 (2020年5月3日 10時) (レス) id: 2cd5a2ef25 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ebi信号さん» コメントありがとうです^^ 電車で読まれてのですね(笑) 私もこの翔さんには可愛がられたいのでお気持ちお察しです(笑) 楽しんで頂けたようなので本当に嬉しいです。他作品へのコメもありがとうございます！^^ (2019年10月12日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - はい、ダメー。電車で読んじゃダメなヤツー！じわる涙我慢してたのに『くそ可愛がって貰え』って言葉で本気でウッって声が出ちゃったよ。隣にいた大学生の不審な目！もぉーやだ。お家帰って、もっかい読みなおしますー。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 15817c11d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 夏鈴さん» 楽しんで頂けたようで嬉しいです♪ …って１日で！？それは有難いやら恥ずかしいやら…(笑) 私の想像＆妄想の世界を楽しんで頂けてホッとしています。そしてある程度のエロも欲しいよねと握手を交わせそうです(笑) (2018年8月22日 3時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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