お世話係、少し無防備。 ページ12
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
リビングのドアが開く音がしてほんのりと目が覚める。
Ｓ「……………え…………？」
…………ん………櫻井さん……？
………おかえりなさ……い？
リビングのドアの方に向こうとして体を動かせない事に気付く。
えっと、飲んでて寝ちゃって…
相葉犬が乗ってて…
暖かくて、そのまま眠って……
視線を自分の体に向けると、私の胸元に顔を埋めている、人の頭。
その人は両腕両足でガッチリホールド。
すぅすぅと規則的な寝息が聞こえる。
……………ん？人？
寝起きの頭では何が起こったのか理解できず、入口の櫻井さんに視線を移す。
おでこに手を当てて少し俯きながら、もう片方の手を腰に当てて、「マジかよ…」という顔で目を瞑る。
Ｓ「佐藤さんて、天然？無防備？
アナタもその人みたいにバカな訳？
俺、１２時までって言ったよね？
心配で様子見に来て良かったわ…」
ふっと一瞬何かに気付いたような表情、
片方の口元だけ上げ、不敵に微笑む。
Ｓ「それとも、そういうコトでした？」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
頭を叩かれ、起こされた相葉さん。
Ｓ「早く服を着る！
着たら正座！
A！お前も！」
矢継ぎ早に言われ、ソファに座る櫻井さんの足元で２人して正座させられている…。
両膝に両腕を乗せ、前傾姿勢で手を組みながら、静かに私達を見て。
はぁ、と溜息をつく。
……ち、沈黙が怖い……。
Ｓ「確かに説明して行かなかった
俺にも責任はあるかもしれない。
相葉くんが今日１日を
楽しんで終わってしまうかもって
予測をしてなかった訳だからさ…
ただ、
Aさんは忘れてたにしても
時間に関して言えば
相葉くんは知ってる筈だよね…？
ここには別に寝室のあるんだし…
しょっぱな
何かありました！だと、これから
色々と大変なの、分かります？
何かするならせめて
寝室にして欲しいんですけど…」
櫻井さんの説教は小一時間続き、２人で本気のごめんなさいをした…。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Ｓ「心配で様子見もあったけど
相葉くんが説明してなかった困るし
ちょっと寄ってみたんだけど、
俺ら５人の説明もう聞いてます？」
ピクリ、と櫻井さんの眉が動いた。
お世話係、少し知る。→←taking care of animals◆green2◆
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黒衣(プロフ) - ちろりさん» はじめまして！(*^_^*) コメントありがとうございます┏○))…って、え！そんなに！？ありがとうです…(泣) ですよね！もふもふゴロゴロもきゅもきゅしたいですよね！(笑) この作品を気に入って下さって嬉しい♪いつか…他作品が落ち着いたらいつか書きますゆえ…^^; (2017年2月28日 19時) (
レス) id: c16ecda80f (このIDを非表示/違反報告)
ちろり(プロフ) - 黒衣さん、はじめまして！シリーズ何回も読んでます♪かれこれ5回目くらいかと。私も、もふもふゴロゴロもきゅもきゅしてみたい！とか、妄想が膨らんで大変です。いつかで構わないので続きが読めると嬉しいです♪素敵なお話ありがとうございます♪ (2017年2月28日 17時) (レス) id: fdc3102c04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年2月29日 1時
