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『人ってね…秘密がある方が魅力的に感じるモノみたいなんだよね』
スッ…と私から視線を逸らすと、自分の体の両サイドに手をついて、両足を前後にプラプラさせて。
その姿は、まるで淋しそうな子供みたいに見えた。
『オレさ…Aちゃんと、ココでこうして話したりするの、結構、気に入ってるんだ』
「……そうなんだ」
『うん』
「……ありがとう、なのかな？」
『こちらこそ…って違うか(笑)』
「ふふっ…」
『なんか時間が穏やか…っていうか、ここが本来の時間なカンジ…っていうか』
「……分かる気がする」
『……だよね』
足をプラプラさせたままクイッと顔を上げて私を見て、にっこり微笑む相葉くんは。
もう、さっきまでの子供みたいな雰囲気を無くしていて。
『オレのコト、気になる？』
そう言って、首を傾けた彼は。
オトコノヒトな顔をしていて。
何て返したらいいか分からない私は、瞬きも忘れて、息も止めてしまってたかもしれない。
そのまま見つめ合ってる私達には、風が揺らす枝葉から鳴る音だけが聞こえていて。
目を逸らした私の方が先か、我慢しきれなくなった彼の方が先か。
「……えっと、え？」
『……ぐふっ！』
言葉を発しながらやっと息を吸い込んだ私の隣で、両手で顔を覆って耳を赤くする相葉くんが肩を揺らしている。
『Aちゃんが前に言ってた、お兄ちゃんみたいな人って世話焼き過ぎだよ！』
「えっと…全然飲み込めない…」
『あんな言葉で固まってたら、悪ーいオニイサイに悪ーいコトされちゃうよ、ってコト！』
「え…ふざけてる？」
『ちょっとふざけた！』
「……ちょっと！」
『ごめんごめん！…ってオレ、もう行かなきゃだったの忘れてた！』
楽しそうにころころと笑いながら立ち上がった相葉くんは、目の前で両手を合わせて「ごめんなさい」のポーズをして。
じゃあ、またね…と、以前のように私に手を振って駆けだした。
以前と違っていたのは。
途中で立ち止まって、振り向いた彼が。
『………ずっと、だよ』
頭の後ろを手で掻く仕草をして。
『さっきの、答え』
悲しそうな笑顔を残して。
大型犬の尻尾のようにぶんぶんと手を振って走っていった事だ。
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黒衣(プロフ) - ★mmiioo★さん» まちゃきー！まちゃきー！(笑) 続き、お待たせ致しました┏○)) お仕事お疲れ様でした！今年１年素敵な年になりますように…♪ (2017年1月1日 0時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - megu_sさん» あけましてー(*^_^*) やっぱりそうでしたよー。達兄とも迷ったんですけどね、メインには動いて貰わないと(笑) 安心してもらえて良かったです♪ (2017年1月1日 0時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - まちゃきー！まちゃきー！店であってしまった二人。続きはいつまでも待ちます。黒衣さん、よいお年を！私は出勤です！ (2016年12月31日 8時) (レス) id: 060678365c (このIDを非表示/違反報告)
megu_s(プロフ) - おはよーございます(*´･∀･)ﾉやっぱり、まちゃきですか！もしかすると、たっちゃんのような気もしてたんだけど…まちゃきでよかった( 〃▽〃) (2016年12月31日 7時) (レス) id: c659f5c21f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - megu_sさん» こんばんは(*^_^*)今回の更新で誰がヒーローだったか分かって頂けたかと…(。-∀-) 続きを楽しみにしてくれてありがとうです♪少し早いですが、良いお年を！ (2016年12月31日 2時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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