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Ａ「まーくんは元気いっぱいだな〜(笑)…あ、そうそう、今日はね〜♪オマケがあるの♪」
お前の飼い主から貰ったんだよ…と、背負ったバッグから取り出した物は彼のお気に入りおやつ。
残念ながら彼はその事に気付いていたのだが、相葉の嬉しそうな顔に尻尾を振った。
その事で相葉には、おやつを貰える事に喜んでいるのだと思わせてしまったようだった。
Ａ「それにしてもさ〜、お前の飼い主、今日ちょっと変だったよね？何かあった？」
そうなのだ。
それは彼も気付いていた。
本来ならば、今日は抜け出そうと思っている予定日ではなかった。
主人は今朝、郵便物の整理をしていた時に手を止め、その瞬間に緊張感を漂わせ始めたのだ。
その主人の異変は、彼にとっても初めての事で、ひどい不安を彼にもたらしたのだった。
それを誰かに知らせようと、吠えて騒ぐよりも『便利屋』とかいう仕事をしている彼ならば気付いてくれるかもしれないと。
家を脱走し、相葉を家に呼ぶことで気付かせる方法を選んだのだった。
Ａ「上島さん何かあったのかなぁ…まーくんも心配だよね？帰ったら聞いてみよっか」
相葉は彼に「伏せ」の合図を送りながら、首をコテンと傾けながら語りかける。
それに頷くような仕草を見せた彼に、相葉は驚きの表情を見せた。
Ａ「あれっ！？やっぱりまーくん、オレの言ってる事、分かってるよね！？」
それにもまた頷くような仕草を見せた彼に、相葉は満面の笑みを浮かべ。
手に掴んだおやつを高く振り上げながら「よし！」と元気良く彼に言うと。
振り上げた手の高さは２ｍ近い高さになっているにもかかわらず、彼はひょい…と軽く飛びあがる。
パクリ…とおやつを相葉の手から奪い取ると、着地して一瞬、誇らしげな表情を相葉に見せてから味わうようにおやつをパクッと口の中に仕舞った。
Ａ「まーくん、やっぱお前、賢いんだなぁ〜…なんかちょっとうらやまなんですけど！」
ぐりぐりと彼を撫でた後、ひょいひょいと身軽に放置された木箱に飛び上がり、その木箱を伝って傍の樹の幹を登り始める。
この樹は相葉のお気に入りで、最下層の少ない光の中でも大きく大地に根を張り、光を求めるように上空を目指して伸びているからだ。
相葉はその樹の太い枝に腰を下ろすと、木箱まで登ってきている彼を見下ろしニッコリと微笑む。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» 逝ってしまいましたね…ジュンさんのおっしゃるような存在だったと思うので、そりゃあね…書いてる本人が切なくなってましたよ…。ニノちゃんのいろんな場面で傍に居てくれるのは、出来うる限り翔さんが良いな…なんて思ってます。 (2016年11月14日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - しのぶが逝っちゃった。ニノにとってはお姉さんのような母のような師匠のような、どれもそうで違うような、大切な人だったのにね。今回もつくづく翔ちゃんが居てくれて良かったです。 (2016年11月14日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 櫻さとみんさん» わ〜！ありがとうございます！朝から雪ですか！そりゃ寒い…Σ(ﾟдﾟ；)体調などお気を付け下さいね？そこそこな(笑)ムロ鍋美味しそうですよね♪た、多彩！う、嬉しい…(;Д;) 頑張ります！ありがとうございます！ (2016年11月5日 13時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻さとみん(プロフ) - 黒衣さま こちらも楽しみに読ませて頂いています。わが地方 朝から雪です(((・・;) 寒いです！ そこそこな(笑)ムロさんのムロ鍋 食べさせて下さい！ 多彩な黒衣作品 これからも楽しみにしてますね(^^)v (2016年11月5日 8時) (レス) id: 05f33a3645 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» ムロさん、来ちゃいました。潤くん大好きですからね(笑) しのぶさん、こき使ってますしね。翔さんも潤くんもニノちゃんになんだかんだ甘い(笑) 楽しんでもらえてるみたいで嬉しいです(*>ω<*) ありがとうございます！ (2016年10月26日 1時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年9月13日 22時
