占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:27,983 hit

◇17 ページ17

◆SIDE-YOU◆




和也と再会してから。


翔くんと智くんと一緒に、和也と雅紀くんの「建物」に行けるようになった。


それと時期を同じくして、4人はガラスの部屋から自由になって、別の個室もできた。


後からオトナから聴いた話によると、翔くんが論理的にオトナを説き伏せてOKさせたらしい。




怖すぎるよ、翔くん……。




一緒に勉強する日もあれば、「練習」する日もあった。


特に雅紀くんは、いくら頑張っても頭の中の会話に慣れなくて。
翔くんと和也にバカにされまくっていた。


智くんは横でふにゃふにゃ笑ってたけど、いつの間にか出来たんだから底が知れない…。








それから1年くらいが経って。




翔くんは有名私大に進んで。
私と和也も進路を考える時期になって。
雅紀くんは受ける専門学校を決めて。
智くんはいろんな物を作ってて。




昔よりも出来る事が増えた。




智くんと一緒に作ったモノに私のチカラが入る事が分かって。
それは指輪だったりネックレスだったり。


それを付けてもらうと、私のチカラが無くても彼らだけで会話できるようになった。


私と智くんのチカラの賜物らしいけど、とても便利だ。




突発的な事が起こっても、スイッチ切れる事も無くなった。


「俺が躾したからな」と翔くんは口元を片方だけ上げて微笑む。


これで「外」では好青年とか……。








それが日常になっていた夏も終わりに近いある日。


雅紀くんが智くんの所できゃっきゃしていて、和也はゲーム、翔くんは課題、私は庭で花に水やり、そんな時だった。








<翔ちゃん、コッチ来てる>






ふいに聴こえた和也の声は焦りを含んでいた。


ガラスの向こうの部屋にいる翔くんを見ると、舌打ちをしたような表情をした。




<お前ら聴こえるな?
 手筈通りヨロシク>




私に急いで駆け寄ってくる翔くんは、そう言うと、庭の監視カメラに向かって


「アイツが来るぞ」


睨みをきかせた。




「A、中に戻……」


言いかけて、翔くんは私の後ろへと視線を送る。


チッ、と舌打ち。




振り返る私と同じタイミングで




<パターンBでいく>




翔くんの声。








視線の先には、男性がひとり。




 

◇18→←◇16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
設定キーワード: , 能力
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒衣 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年2月18日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。