銀魂スターチスの記憶 (ページ15)

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14.甘味屋ページ15

土方side

貴)ここって……

俺はAをつれて甘味屋にきた

美味しいと評判だと山崎が言ってた

土)入るぞ

貴)あ、はい

Aは急な事に驚きつつも俺についてくる

店は外見からしておしゃれなカフェ系だ

店員は清楚な女が多い

こりゃ店長の趣味だな

Aは席に案内されてからはなにやらソワソワしてメニューに手を伸ばそうとしない

土)どうした？頼まねぇのか？

貴)あ、いえ、その、、～～てで

土)ん？

貴)…はじめて、で、こーゆーお店

土)ｸｯ可愛いところあるじゃねーか

貴)もう！からかわないでください！なんで連れてきたんですか！

と、頬を膨らますA

そーいや俺は、泣いてるこいつをほっとけなくて、

その質問に詰まる

土)…なんでって、女はこーゆー甘いもん好きだろ、遠慮しないで食え、

貴)…ありがとうございます

無理に笑うA

まだ目頭が赤い

なんでこいつは泣いてたんだ

原因はあいつか？

少しずつモヤモヤしてくるのがわかる

土)なぁA、なんか悩みでもあんのか？

貴)な、ないですよ

Aがうろたえる

貴)注文しませんか？

土)あぁ、そうだな

おもむろに話を絶たれた

詮索されたくないのだろう

貴)餡蜜ください

土)みたらし団子3本

店)かしこまりました

Aが俺に向き直る

土)Aはこっちにきてから1ヵ月経ったんだってな

昨日あれから総悟から色々きいた

貴)！そーなんです

土)暮しにはなれたか？

それからAは最近の出来事やらを長々語り始めた

こいつの出来事はほぼ万事屋のこと、その中でもあいつの話が多い

貴)すいません、私ばっかり喋ってますね

土)いいんだよ、元気戻った見てぇだし

貴)ありがとうございます、土方さん

土)これくらい、また聞いてやるよ

貴)本当ですか！私、土方さんと仲良くなれて嬉しいです！

Aは平然とそのような恥ずかしいことを言う

土)//おぉ、

貴)あのさっきから気になってたんですけど、、

Aは俺の特製マヨネーズみたらし団子を目をやる

貴)それ、ホイップですか？

土)？、、食ってみるか？

ホイップに見えるか？

あえてマヨネーズと教えずにみたらし団子を差し出す

貴)……いただきます

Aは怪しみながらも口の中にみたらし団子を運ぶ

貴)!!ゔ

みるみるうちにAの顔は青くなる

土)お、おい。無理すんな

ｺﾞｸﾝｯ

Aは無理矢理飲み込んだ

貴)ごちそう様、です