11.帰り道 ページ12
銀時side
帰り道〜
暗くなってきた
俺とAは街頭もない暗い静かな道を歩いていた
銀)!
すると急に俺の手を小さい暖かいものが包んだ
ええええええええええええええええええええええええ
これどういう状況?
Aちゃんは甘えたいお年頃なのかな?
それとも誘ってる?
銀さん本気にしちゃうよ?
銀)Aさん??
やべぇ、変に声が裏返っちまった
だけどAからの返事はねぇ、
恥ずかしいの裏返しか?
グイッ
銀)?!
Aが立ち止まってしまった
どうも様子がおかしい
銀)A?おーーい?
?Aの手が微かに震えてる
そして何かに怯えたような目をしている
銀)A!A!!!
揺さぶりながらAを呼ぶ
貴)!っど、どうしたの?
息を吹き返したように俺を見る
銀)どうって、急に俺の手を掴んだと思ったら放心状態だし、
なんのことだと言うようにAは自分の手に目をやる
貴)あ、ごめんなさい
Aは自分の手を解こうとする
銀)!
咄嗟にその小さい手を握り返しちまった
貴)!いいの?
Aは困ったよう聞いてくる
銀)いいも何も俺が握ってたいの//
無心で手を握られたことを喜んでしまうことも恥ずかしい
足の先まで体温が伝わる
貴)ンフフー//銀さんは優しいねー
そういってAはさっきよりしっかり俺の手を握った
それが何よりも嬉しくなる
・
・
・
これが、Aからの"SOS"とも気づかずに…
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作者名:みんと | 作成日時:2016年2月1日 20時