第68話 ページ35
木兎「なんだなんだ⁉」
姫野「うぅ…青波さんがぁ…私の腕をカッターで切ったんですぅ」
木葉「…マジかよ」
小見「爽…お前本当に?」
いやいや切ったの自分だろ。
てーか嘘泣きで人を操って裏切り者に仕立てる。
そして、いろんな人がショックを受けてた。
『仲間』って言ってた奴ら馬鹿みたい。
それにしてもやっぱり、慣れてるようで、慣れないな〜
裏切り者のフリ
いくら、助ける為って思ってても…
赤葦「爽…?」
爽「あのさー」
「「‼」」
爽「僕がやったって証拠、あんの?」
「「…」」
爽「あははっほら何も言い返せない。
…僕は証拠あるよ?見る?
っと…その前に…僕の事。本気で信じてる人ったいる?」
すぐに手を挙げたのは、堀部と前原だった。
イトナ「お前のことは、仲間だと思っている。それに、信じる理由もあるからな」
前原「俺も、同じだ…あと、中学んときの過ちをくり返しはしたくないからな」
へー。以外と信じる人いるんだね。
他は全員…手を挙げないか……
なら、仕方ない。
僕は胸ポケットから、隠しておいたケータイを取り出して、音声を流した。
徐々に姫野の顔が、青ざめていく。
姫野「っ!ご、合成よそんなもん‼」
爽「えーこんな短時間でどうやって合成するのかな?
そもそも、僕にそんな技術無いし。僕は電子機器の扱いが下手でねぇ」
イトナ「…俺も証拠ある。
そこに、防犯カメラあるの知らないか?」
堀部は、カメラを指差し全員に教える。
イトナ「律、防犯カメラの映像を全員に送ってくれ」
律「分かりました!」
堀部と律が流した映像により、さらに顔が青白くなる姫野。
あははっ!ザマァ見やがれ!
赤葦「……姫野さん。一体どうゆうことですか?事情を説明して下さい」
姫野「〜〜っ!(ダッ」
姫野は、逃げるように出て行った。
もう、これでバレー部には支障が出ないかな。
〈ポタッ…〉
服に一滴の血が落ちる。
支障が出ないのは…僕以外だけどね
爽「…血、止めてくるんで、部活勧めておいて下さい。中断してすみませんでした」
私は保健室に行くフリをして、更衣室に入り包帯を腕に巻くと、荷物を持って家に帰った。
一応だけど、かおり先輩のロッカーにメモ貼っといたし大丈夫かな?
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作者名:紅葉さくら餅 | 作成日時:2016年8月23日 20時