バカって言った方がバカ ページ31
「大体アンタはいつもそうだよね!!いきなり叩くんだもん!!そういうの良くないと私は思います!!」
銀「いや作文?つーか、オメーがバカすぎるだけだわバーカ」
「誰がバカよバーカッ!!」
端からこの光景を見たら大の大人がする言い合いではないだろと思われるだろうがそんなことは関係無い。今はこの理不尽な鉄拳を繰り出すこのふてぶてしい野郎にクレームを入れるのが先決だ。周りの目線なんか知ったことか。
「知ってますかぁ〜、バカって言った方がバカなんですよぉ〜」
銀「もし仮に俺もバカだとしたなら確実にお前よりはマシだから安心しろや」
「いや!!絶対アンタの方がバカだからね!アンタ忘れたとは言わせないわ!!昔だってアンタ…」
土「オイ」
と、そんな幼稚なやり取りを繰り広げていれば、横からそんな低い声が聞こえてきた。銀時とほぼ同時にその方向に目を向けると、勿論のこと土方さんが腕を組んで不機嫌そうに佇んでおり。
土「忘れてんだろ、俺達のこと」
「……あぁ」
土「いやあぁじゃねーだろ!!何その「あーそういえば」みたいなテンション!!山崎の野郎はともかく空気か俺は!!」
私の呟きに土方さんは血管を浮かせながらシャウトする。いや、銀時との口論に熱が入って忘れかけていた。
「いやいや、すみません〜、コイツがホントに理不尽な奴で…」
銀「俺のせいにしてんじゃねーよ!!」
沖「あの〜」
と、今度は土方さんの隣に並んでいた沖田くんが右手をヒョイと上げて口を開いた。
沖「随分仲良さそうですけど、Aさんと旦那、いつからそんな親しくなったんですかィ」
「……」
銀「……」
……しまったアアアアアッ!!
と、私は頭を抱えて膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか堪える。叫びたくなるのも必死に堪え、心の中で絶叫しながらのたうち回る。
なんてこった。土方さんや沖田くんの前で銀時とこんな仲良く(?)話していたらそりゃあ怪しまれるわ。だって銀時って元白夜叉だもの!!伝説に名を馳せる大物だもの!!それなのに私は何も考えずに…!!ジーザス!!!
「…え、えーっとですねぇ……あ、あはは…」
謎の笑いしか溢せない。慌てて張り付けた笑顔は自分でもひきつっていると自覚している。土方さんが明らかに怪訝そうなのも理解している。クソ、全部銀時のせいだ。(擦り付ける)
土「そうだな、いつの間に万事屋と親密になった?」
「し、親密だなんて大袈裟な…」
どうする、どうやって切り抜ける私!!考えろ、考えるのよ赤坂A!!
銀「…この間、」
銀魂!ラッキー敵キャラクタアアア!!!
神威
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獅子の子(プロフ) - 喜んで頂けて幸いです♪ (2017年6月3日 21時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ピピコ - 獅子の子さん» わわ!こんなにたくさんありがとうございます!!私じゃ考え付かないような素敵なタイトルばかりで目から鱗というか…!!どれにするか迷っちゃいますね…!!ありがとうございました!続編も全力で行かせて貰いますので、よろしくお願いします! (2017年6月3日 18時) (レス) id: 0ec549c041 (このIDを非表示/違反報告)
獅子の子(プロフ) - のではないかと考えてつけました。長ったらしい説明の割には低クオリティで申し訳ないですm(_ _)m 続編のストーリー、楽しみにしてます。更新頑張ってください! (2017年6月3日 13時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
獅子の子(プロフ) - 「紅」とつくので…… 最後、五つ目はこれまた夢主の通り名「舞姫」に由来しますが「舞」というその言葉は美しく聞こえるものの、夢主の「舞」はそうじゃない。幾千もの命を斬ってきた忌まわしき舞、穢れた舞だということを夢主自身がそう思ってしまっている (2017年6月3日 13時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
獅子の子(プロフ) - また、二つ目は二人が打ち解ける(心を許し合い、互いに気にかける)中で枷になる、夢主のじょうい戦争時代と、土方さんがミツバさんを突き放した過去、二人の過去が関係してくることをイメージしました。三つ目のイメージは二つ目とほぼ同じですが、夢主の通り名に (2017年6月3日 13時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピピコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pipiko1030/
作成日時:2017年4月29日 20時