オゾン層 ページ18
*
辰馬との再会から、数週間が経過し、あっという間に葉桜も終わりを迎えてしまっていた。今ではもう既に桃色はなくなってしまい、鮮やかな緑色が桃色の代わりに生き生きとしている。
春も終わってくるなぁ、と思わせるそんな日のこと。
土「…という訳で、」
ポリポリ…。
土「過激派攘夷浪士共の横行は日々大きくなっている…」
ポリポリポリ…。
土「……奴等の居所はわかってる。来週の水曜に乗り込む……」
ポリポリポリポリ…。
土「ポリポリポリポリうるせエエエエ!!」
会議室にて、我らが真選組の局長、副長、そして各隊の隊長陣達、そして副長補佐である私は集まっていた。幹部勢揃いのこの一室は、なんとも堅苦しい雰囲気に包まれていた。
そんな中、副長である土方さんの怒鳴り声が会議室に響いた。
土「話に集中できねーんだよ!ポリポリ言いやがって!!誰だコラ!!切腹だアア!!」
近「ト、トシ…落ち着け…」
近藤さんのそんな言葉も届かないようで、土方さんは会議室にいるメンツにそう言う。鬼の副長いがキレたということで、幹部達はザワザワとし始める。
その中で、ただ一人、ヒョイと右手をあげる人物がいた。その人物に、周りの人の視線が集まってくる。
「あーい、私でーす」
……そう。勿論、副長補佐である私である。
土方さんは私の顔を見ると、あからさまに顔をひくつかせ、額に血管を浮かべた。
土「……テメーは一体何をしてんだアアア!!」
「え?何って……トッポ食べてます」
土「またトッポオオオ!!」
左手にトッポを持ち、それを見せると土方さんは「なんで会議中にトッポ食ってんだ!!」と。
「いやぁ、甘いもの食べて頭働かそうと思って。で、なんですか?オゾン層の破壊ですか?」
土「いや誰が環境破壊の話をしてたの!?オゾン層どっから出てきた!?」
沖「あ、ズリーやAさん、俺も一つ」
「あ、いーよー」
土「オイだから会議中…!!」
近「あ、俺も小腹すいたから一本くれないか」
土「いやお前も食うんかいイイイッ!!」
今日も今日とて突っ込みで忙しい土方さんなのである。
銀魂!ラッキー敵キャラクタアアア!!!
神威
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獅子の子(プロフ) - 喜んで頂けて幸いです♪ (2017年6月3日 21時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
ピピコ - 獅子の子さん» わわ!こんなにたくさんありがとうございます!!私じゃ考え付かないような素敵なタイトルばかりで目から鱗というか…!!どれにするか迷っちゃいますね…!!ありがとうございました!続編も全力で行かせて貰いますので、よろしくお願いします! (2017年6月3日 18時) (レス) id: 0ec549c041 (このIDを非表示/違反報告)
獅子の子(プロフ) - のではないかと考えてつけました。長ったらしい説明の割には低クオリティで申し訳ないですm(_ _)m 続編のストーリー、楽しみにしてます。更新頑張ってください! (2017年6月3日 13時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
獅子の子(プロフ) - 「紅」とつくので…… 最後、五つ目はこれまた夢主の通り名「舞姫」に由来しますが「舞」というその言葉は美しく聞こえるものの、夢主の「舞」はそうじゃない。幾千もの命を斬ってきた忌まわしき舞、穢れた舞だということを夢主自身がそう思ってしまっている (2017年6月3日 13時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
獅子の子(プロフ) - また、二つ目は二人が打ち解ける(心を許し合い、互いに気にかける)中で枷になる、夢主のじょうい戦争時代と、土方さんがミツバさんを突き放した過去、二人の過去が関係してくることをイメージしました。三つ目のイメージは二つ目とほぼ同じですが、夢主の通り名に (2017年6月3日 13時) (レス) id: d0488b3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピピコ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pipiko1030/
作成日時:2017年4月29日 20時