その歌い手に恋をする

はいる前 ページ22

楽屋招待に当たったこともあり

私はとても機嫌がよかった

さぁいざ中に入ろうとしたときに、こんな声が聞こえた


「えっ､､､､､､あっ！そんなぁ！」

七海の声でもないし希愛の声でもない

多分知らない人だろう

「七海、希愛、ちょっと待ってて！」

それでも、心配になり声のする方へ行ってみる

すると、泣きそうな顔をしながら川を覗き込んでいる女の人と慰めようとしている人がいた

「あの､､､どうかしましたか？」

その人はついに泣き出してしまい、泣きながら話すことが出来なくて、一緒に参戦していた女の人が説明してくれた

その人によると、サイン入りＴシャツが当たって、はしゃいでいたら手が滑り川に落としてしまったと言う

それは流石に辛いなー と思い考えているといいことを思いついた

すぐに泣いている女の人に声をかける

「すみません､､､お話聞かせてもらいました。
　これ、代わりと言ってはなんですがどうぞ！」

涙で服の袖がびちょびちょになっている

よほど、悲しかったんだなぁ

受け取ってもらえ、相手もびっくりしていた

女「えっ?!いいんですか⁈」

「いいんですよ!色紙とか当たりましたし！」

女「だって、これ楽屋招待ですよ！」

「私の分まで楽屋招待を楽しんでくだされば、それでいいです！」

女「うっ､､､本当にありがとうございます！
　 せめて、Twitter教えて下さい！フォロワーになります!」

「それくらいなら!全然いいですよ！」

そんなこんなでTwitterを交換して、その人とは別れた

ライブにて→←バッジ開封式

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキー浦島坂田船のオリ曲

ワナビークインビー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す