総悟...ごめんね...大好きです。

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総悟side


俺が死神を斬った後

あいつは高杉とチャイナの兄貴に連れて行かれた


縁「おい、沖田！！

こっちだ」

先生に呼ばれ一緒に走る


＿＿＿ポタ


総「雨ですかい」

こんな時に！！

縁「沖田。

何があってもお前のせいじゃない。

あいつが決めたことだ。」

何がでさあ？


聞こうと思ったら先生が裏路地に入る


そこにいたのは

死神を抱きかかえている高杉にそれを見ている神威


面が取れて素顔が見えるようになった顔は


俺のずいぶん知っている奴だった


縁「沖田。来い。」


先生に引っ張られしゃがまされる


総「一体どういう．．．」


なんでコイツが死神なんだ？


高杉「この馬鹿弟子が、最後に言ったことを教えてやらぁ」


高杉は自分の腕の中で冷たくなっているAを見てこういった


『いままでごめんね。

姉らしいことしたこともないし

ミツバのことも任せっきりだった

でも、私は総悟の片割れとしてこの世に生まれてきたことに感謝しています。


総悟。


ごめんね。



大好きだよ。』






俺はその後のことを良く覚えていない。



誰かの泣き声が聞こえて







それをぼんやり聞いていて





きゅうに呼吸がし辛くなって








気がつけば









泣いていたのは









俺だった。









あれから数年









総「来たよ。A。」



花を換えて水を入れ、線香に火をつける





「お父さん。ここがお父さんのお姉さん達の寝てるとこ？」


総「そうでさぁ。

ほら、手を合わせて」




今年三つになる娘と一緒に手を合わせ、目を閉じる。






なぁ、A。



俺は今しっかり親になれてるか？



何かあったときにこの子を守れるだろうか？

お前みたいに自分を犠牲にして何かできるだろうか？




「どうしたの？」


総「嫌、なんでもない。

はやく帰ろう。」



「うん。Aちゃん！またねー」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿


＿＿＿


＿＿

＿







総「なんで、名前知ってたんだ？」


帰りの車で俺は聞いた。


「Aちゃんはね、よく夢に出てくるんだ。

何の夢かは覚えてないんだけどね。いつも最後にこう言うの。」




『「大好きだよ。」』


総「！！！」


どうやらこの子はお前がしっかり守ってくれそうだな。




俺の大好きなAが。

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