【歌い手】画面の中の貴方に恋をする。【 伊 東 歌 詞 太 郎 】

の.不運 ページ6

「さてと…」








サークルも終わったし、急いで公園に行かないと。







　「今は、まだ‥6時近くだから‥。まだやってるかな」







公園に着き、少し辺りを探索すると人だかりが見えた。


‥でも、片付けているように見える。








　「ちょっと…先輩‥待ってくださいよー…」


　「あ、え…!?【鎖那】ちゃん」


　「えっと‥ここで何がどうしたんですかー?」







この子は、鎖那ちゃん。

サークルの後輩。








　「あ、そういえば」








ポンと手を当てて笑顔で言う。








　「伊東、歌詞太郎さんの路上ライブらしいんですよね。だからここに…?」


　「う、うん。そうなの。なんで鎖那ちゃんは私に着いて来たの?」


　「ちょっと、ユーザー同士が集まるオフ会にお呼びしようと」


　「え‥?」


　「なんか、ルールがあって…、友達を連れてくるっていう変なルールがあったらしいんですよ」


　「だから‥私を?」


　「はい!そうなんです」







…鎖那ちゃんに友達、っていう親近感と言うものを思ってくれてたのは嬉しい。



でも、私でいいのかなって。







　「いいよ。どうして私なの?」


　「なんか‥歌い手、やってるって‥聞いたもので」


　「あー‥うん。やってる」


　「ですか!!じゃあ、早速行きましょう!!」


　「そうだね‥、うん。歌詞太郎さんの路上ライブ終わってたっぽいし」









残念。

やっぱり、上の回に上がるにつれ時間が遅くなって嫌なことばかり。









　「オフ会は何人?」


　「えっと‥合コンと同じような人数です」


　「えっと‥じゃあ、６人…?」


　「先輩あったりーっ!!」







‥合コンってよくわかんないけど。




まさか、貴方が居るなんて思いもしませんでしたよ。



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