【歌い手】画面の中の貴方に恋をする。【 伊 東 歌 詞 太 郎 】

ん.Skype ページ3

「…あー。暇」







天月くんが帰って早五時間。

私は暇な状態、らしい。





歌った歌はＭＩＸしたし。

やりたいことはやった。







　「Skypeでも開いてみようかな」







馬鹿なこと考えるけど、もしかしたら歌い手さんとか‥そういう人から通話が‥。

なんて。








　「んー…‥やっぱり、届いて‥ないかな」








ですよね。

ページ閉じて‥歌詞太郎さんの曲でも…。





そしたら、急にSkypeの着信が鳴った。








　「え‥!?嘘…」








私は、誰かも見ず急いで私は受け入れた。








　「あ、あの‥こんばんわ」


　『あ、(人1)さんで‥合ってますよね?』


　「え、あ‥はい!!(人1)です。も、もしかして‥歌詞太郎、さん?」


　『はい!!そうです。Twitterの件でありがとうございます。返信くれるなんて』







丁重に言うカレはとても優しい人だと言う一面。

‥生放送の声、より‥透き通った声。


そして私だけに話してくれている、と思うととても嬉しい。







　「いえっ!!こちらこそ‥私なんかに声と言うものを魅了してくださって‥‥‥」


　『聞き取れないけど…』


　「すいませんっ…今、とても‥テンパってます」


　『そっか。可愛いね』


　「はぅっ‥//」








危ない、変な声が出てしまった。

‥だって、嬉しすぎるんだもん。




テンションがおかしくなってて‥、こんな声が出るなんて普通のこと‥かも。







　『ど、どうしたの…?』


　「いえ‥私、すんごく嬉しくて‥えっと、その‥嬉しい奇声が出てしまいました(笑)」


　『奇声って(笑)』


　「私、応援してます。これからも頑張ってください」


　『ありがとうございます。あ、新作聞きましたよ』


　「え‥あ、ありがとうございます」


　『優しい声で‥やっぱり僕の好きな声でした』


　「っ…‥//そんなこと言われると照れます‥まぁ、今顔が熱いんですけど」







あぁ、どうしよう。


どんどん、画面の中の貴方に変な気持ちが出てくる。


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