【歌い手】画面の中の貴方に恋をする。【 伊 東 歌 詞 太 郎 】

が.嬉しいこと ページ1

「わっ…‥嘘」


　『何?何?どーしたのさ』


　「あ、ううん。なんでもない」







嬉しさを隠す。

だって、友達には言えないことだもん。



私が歌い手やってて。

…Twitterのマイページ開いて眺めてたら。



返信が来て。

それが歌詞太郎さんだったんだ。






　《場のない返信でごめんなさい。フォローさせていただきました。

　(人1)さんの歌が好きなんです。頑張ってくださいね!!》





そんな優しい言葉をくれた。

…打ってくれたんだよね?


歌詞太郎さんが。

貴方の手で。







　「‥急いでへ、返信しないとっ…‥!!」







私はすぐさま返信した。







《こちらもすいません。あ、ありがとうございます‥。私、歌詞太郎さんの歌声が好きで…

　歌い手を初めてみたんです。フォローとかしてくださり誠に嬉しいです(o´艸`)》







　「どうしよ‥、手が震えちゃう」


　「ちょ、大丈夫!?」


　「あ‥うん。ありがと。【天月】くん」


　「どーってことないけど」


　『え、本当。どうしたんだろ。Aは』


　「ううん。なんでもないから」







今すぐにでもみんなに伝えたい。

歌詞太郎さんがフォローしてくれたよって。


‥でも、今の私じゃ無理なの。








　「‥今日、歌‥アップしてみようかな」


　「A」


　「え、あ‥何?天月くん」


　「頑張れ」


　「うん‥。本当何から何までありがとう。ねぇ、今日良かったら私の歌聞いて行ってくれな い?」


　「いいけど」








…私の歌、聞いて欲しい。


歌詞太郎さんが魅了してくれたって言ってたから。



天月くんはどんな反応を見せるのか気になったから。




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