【ワールドトリガー】彼女は、きっと強くなる

6話 ページ9

再びヒロ s i d e

私があの人たちと話して何時間いや何日経っただろう。
鞭で叩かれ殴られ蹴られ血反吐を吐く。
ヒナはどうしているのだろうか？ヒナは本当に無事なんだろうか？
拷問中もそんなことばかりを考えながらいる。

「〜〜！〜〜〜〜〜か！？」

何かが聞こえる、鞭の音で聞こえにくいが・・・。
私は耳をすます。

「おいそれは本当か！？」

「そうさ、城戸司令あのネイバーの確かヒナだっけ？そいつを “ 殺した ” らしい」

・・・ヒナが殺された・・・ヒナが死んだ。
私の中で何かが切れる音がした、その瞬間・・・私は前にいる人を “ 殺る” 。

「！！ベイルアウト」

さぁ、反撃を始めようか。



☆その頃、本部上層部



オペレーター「城戸司令！！地下室でネイバーの拷問を行なっていた職員がベイルアウトしました！！」

忍「！それでそのネイバーは今どこにいる？」

オ「ものすごいスピードで、出口へ向かっています！！」

忍「近くにいる隊員にすぐ当たらせろ！！」

鬼「どうなっているんだ、繋いでいたはずだろ！？」

オ「見る限りちぎったようです！」

忍「・・・とりあえず、A級隊員を当たらせろ」

鬼「今いるのは、風間隊と三輪隊と嵐山隊と太刀川慶、出水公平か・・・十分だろ」

「ガチャッ」

迅「実力派エリートの迅悠一、只今大切なことを伝えに参上いたしました！！」

迅・・・。
一言も発しない、城戸司令・・・。







__________________彼らは、彼女の力を見やあまっていた________________________________


______________________________________________それを知るのはもう少し先_____________

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