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そんな気がする ページ10

『何?』


「えっと…。」


自分でもどうしたらいいかわからない。でも、このまま離れちゃいけない。そんな気がする。


『何も無いなら、早く次に…。』


Aがそう言うと、アキノリはすぐに反応する。


アキノリ「お前、もう死へと招くのはやめるんじゃないのか!?」


アキノリはとても怒った様子だ。


『そんなこと言ってない。』


Aはそう返す。
確かにそうだ。Aはそんなこと一言も言っていない。


ナツメ「だけど!!」


『人を死なせちゃ駄目って言うんでしょ?もう、そんな言葉聞き飽きた。』


そう言ってAは去ろうとした。


「僕はそうは思わない。」


引き止めたのはまた僕の言葉。
自分でも何故声に出したのかわからない。

それでも、僕は続けた。


「確かに人を死なせちゃ駄目だ。だけど、そんなのきれいごとで実際に皆できる訳じゃない。」


何故だかわからないが、スラスラ言葉が浮かんだ。
それに僕自身驚いている。


『へぇ…。』


そう言って、Aは軽くコクリとうなずく。


『その考えいいと思うよ。』


Aはそう呟く。


『私、やめるから。』


そうAは言ったが、アキノリが去ろうとするのを引き止めた。


アキノリ「待てよ!!やめるって本当か?」


先ほどのことによりAのことが信じられないのだろう。


『本当だけど?』


アキノリ「だけどよ!?」


『何か?』


その言葉にアキノリは押し黙る。
言い返せないのだ。
Aは強い。自分では倒せない。そう思っているからだろう。これ以上責めることをアキノリはしない。


「僕が見張っとこうか?」


アキノリにそう尋ねる。
皆、驚いた顔をした。Aさえもだ。


『まぁ、私は別にいいけど。』


そう言った、Aにさらに皆驚く。


ナツメ「いいの?」


「うん…。僕は別にいいけど。」


結局話し合った結果、僕がAを見張ることになった。

でも、僕は話し合いの中で素直に自分の気持ちを言えなかった。

一人で寂しいと云う気持ちを。

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フユカ 月浪少年と一緒に! - ありがとっス!(^_-)-☆ (2019年3月11日 21時) (レス) id: 2359e5a0b1 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - 魔戒さん» コメントありがとうございます!また後日、続編書かせていただきます!ありがとうございました! (2019年3月6日 23時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - フユカ 月浪少年とともに…さん» わかりましたっス!後日また書きまっす!(コメントありがとうございました!) (2019年3月6日 23時) (レス) id: f74e3a9ead (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - 私も続きを書いて欲しいです (2019年3月6日 20時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
フユカ 月浪少年とともに… - つづきかいてほしいっス!よろしくっす!(*≧Δ≦) (2019年3月6日 18時) (レス) id: 2359e5a0b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピカヒカリ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年3月3日 20時

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