【弱虫ペダル】走思走愛〜強き君達に翼を授ける〜4

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「見慣れるものじゃないね……」

さて、スポドリを早く探しに行かなくてはと踵を返し歩き出そうとしたところ横からオドオドした感じの声が聞こえる。

「あの……箱学のマネージャーさん……ですよね？」

箱学のマネージャーは私しかいない…ということは話しかけられているのは私か……

「えーと……そうですけど？」

声をした方を振り向けば眼鏡をし、黄色のジャージをまとった男の子。ジャージにはでかでかと総北とかいてある。

その彼の周りにも3人総北ジャージを着た人達がいるが、その3人はゴールに夢中のようでこちらには気づいていない。

「よ……良かったです……間違えていたらどうしようかと………」

「で、何のようかな？」

「ああぁっ！すみません！これと言って用はないんですけど………すみません、迷惑でしたよね………」

ものすごい慌てっぷりに驚いていた私だったが思わず吹き出してしまった。

「……面白いね、君。……えーっと、名前聞いてもいいかな？ちなみに私は穂高A」

「あ、小野田坂道です…」

「坂道君か……ん？じゃあ、真波君が話してたのは君のことか！」

えっ！？という挙動不審な顔をして真波君が僕の事を！？とまたもや面白い反応。

そんなこんなで2人で盛り上がっていれば、小野田君の後ろから総北ジャージを来た3人が……ってあれ？

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