カゲさん3 ページ31
入ってきたのは、明るい髪色の女の人と その後ろの中学生くらいの男の子と その後ろの大きい人
誰ですか？
「何してんだカゲ！？」
「うわ、カゲさん。犯罪にまで手染めちゃったの？」
「カゲ、違うよね…ゾエさん悲しいよ。」
入ってきたと思ったら、疑いの眼差しで私達を見る。
こういう場合は、どうすれば…
手がパッと離されて、視界が開ける。
恐る恐るカゲさんを見ると心底面倒くさがってるような、顔をしてた。
「るせぇぞ、ヒカリ。つかユズルまでってなんだよまでってよ.....ゾエ、ウゼェ。」
ヒドイ！と叫ぶゾエさん。すごく優しそうな人で、正直カゲさんとは真逆みたいな感じ
「で、その子誰だぁ？知り合いか？」
私を見て首を傾げる、ヒカリ？さん
多分、カゲさんの隊の人だと思う。なんか凄く場違いな感じが...
「あの、隊で集まるなら席外しますね。えっとすみません。」
席を外そうと立つと、
「なんだコイツ可愛い！カゲの妹か？」
なんか、抱きしめられて髪をわしゃわしゃ撫でられる。え
「いや、ヒカリどう見てもカゲさんの妹じゃないでしょ。
戸惑ってるよ、離してあげなよ。」
ユズルさんが声を掛けてくれるも、止まらない
戸惑いながらカゲさんのほうを見ると呆れたように溜め息をつかれる。なんか酷い。
グイッと手を引かれた、そんなに強い力じゃないけどいきなりのことで
手を引かれた方向、つまりは後ろに倒れ込む。
軽い痛みと、すぐ近くに見えるカゲさんの顔……はい？
「あんまコイツに構うんじゃねぇ。つかお前も勝手に席離れんじゃねぇよ。」
平然とそういう、けど…そんな場合じゃないと思う。
確かに助けてもらいましたけど、流石にこの体制は…ちょっと
胡座をかいているカゲさんの足にすっぽりと座る私、背中には胸板が当たっていて肩口から喋っている…恥ずかしいです。
焦って降りようとすると、パシャリとシャッター音が聞こえる。そのほうを見ると､ゾエさんが携帯で写真を撮っていた｡さァっと血の気が失せる｡
「あの、写真「ゾエ、手前今の消せ！」そのまま怒鳴らないでください｡」
軽く流すゾエさんとさっきの格好のままいうカゲさん､頼むから……
「降ろしてください……｡」
私の悲痛の声は、怒鳴り声で消された｡
ヒカリさんはそれを見て笑ってるし､ユズルさんはこっちを見て手を合わせたし、これはもう駄目な気がする｡
その後､機嫌を損ねた私の頭を撫でて。すぐに私は機嫌を直しました。
単純ですね、はい。
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あ - 号泣でした (7月24日 12時) (
レス) id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 最初の方を読んでたときは、加古さんと双葉ちゃんに出会って助けられていく話だと思っていたけど、そこからシリアスな展開になっていって想像を覆されたので面白かったです。 (7月24日 12時) (レス) @page26 id: 63a9fa29e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとうございます!よく3姉妹で比べられていてこの作品は思い改めて話し合うきっかけになってくれたし心を軽くしてくれて本当に感謝してます一つの作品としてもとても面白かったです！個人的にbatEND好きなのでこれはこれで良かったなと思いますし感動しました！ (2023年4月10日 4時) (レス) @page29 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
優璃 - なんかもう色々起こり過ぎて泣くことしかできませんでした。私も東大に通う姉がいてよく比べられます。凄いことくらい知ってるから自分のことも見てほしい気持ちもすごく納得できました。私もこの小説の主人公の様に「私は私」という言葉を思い出して頑張っていきます。 (2022年8月13日 0時) (レス) @page29 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)
杏里 - 久しぶりに何回も泣きました。iPadのケースの上にたくさんシミが出来ました。私もよく比べられます。この小説を読んで自分に向き合うことができました。 (2021年8月21日 18時) (レス) id: 5e2264f03f (このIDを非表示/違反報告)
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