姉さんのオマケ［ワールドトリガー］

オマケ8 ページ8

あの日から。いつも通り、いつも通りの朝を何回か迎え

変わらない、いつも通りの放課後を過ごした。
2回ライブをしてどちらも望さんは、来てくれた。終わったら一緒に帰って、他愛もない話をする
そんなことが私の中でとっても嬉しいことで、次の時を待ち遠しく感じるぐらいになってしまった



そんな私に、ある最悪なことが起る

「ボーダーの、姉が少しだけ有名だからって調子に乗ってんじゃないわよ！」
「いっつもすかして、何？自分も有名人気取りなワケなの」
「あーそれ私も思った。勉強も運動もそこそこまあまあの癖に姉貴の真似してんじゃねーよ」
「私等がなに言ってもずーっと無表情でさぁ。ほんとに人間なの？お人形はいらないんだけど」
「て言うかさ、こんな子が藍様の妹って訳分からないんだけど」


いつも以上の嫌がらせと虐め


教室に入ると今日は何もされないって思って、席につき参考書を取り出すといきなり後ろから、濁った水を頭から被せられた。
その後少しだけガタイのいい女子に殴り飛ばされ、床に叩きつけられると画鋲の雨が降り身体中を傷つける。その後は踏まれ、殴られ、悪口のオンパレードだ。

口の中が切れて、血の味が広がる。頬は熱を持ち、傷口からは血が滲み出る


あの其処の男子、動画後でください。受験や就職の時ネットで流しますので…

「なんとか良いなよ！」

私は姉さんと比べられるのが嫌い、姉さんが嫌い
無表情なのも、姉さんと違って完璧じゃないから、勉強も運動だって努力してるから、勝手に言わないで


「私は、生まれてこの方、姉さんの妹に生まれて良かったなんて思った事はないです。
姉さんの、木虎藍の妹として生まれたことが苦痛でしか無い」



初めて言った本音、やっと言えた…


「は、ハァ？何言ってんの。そんなすかした顔でさぁ！どうせそんなこと思ってないんだろ！笑ってんでしょ？なんの取得も無い私達を」




「貴女達、見てて惨めよ。そんなことして恥ずかしくない理由？」

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