姉さんのオマケ［ワールドトリガー］

オマケ40 ページ42

その時はオマケってなに？私は私じゃん。って立ち直って

もうそう言われないように、姉さんよりも上になれるものを探して色々やル
ピアノ 絵画 勉強 バスケ バレー とか色々やってみたけど…一つも勝てるものなんて存在しなかった。


その時フッとある考えが頭をよぎった

私なんかがお姉ちゃんに立ち向かうなんて馬鹿じゃないのかな…私は所詮オマケ

って思った。その時は無い！って思って色々試したけど
度々其の考えが頭をよぎる


一年生の冬、父と母に
ピアノを辞めて塾に行け
と言われてショックだった。

姉さんは三年生でやめるつもりだからそのついでかな…と思い
泣きはしたが諦めた
だから、最後の発表会は今までで1番のものにしようと、練習に取り掛かリ


最後の発表会
私は自分の中では最高な演奏をした。もちろん一度も間違えずに表現もしっかり出来たそんな演奏だった…ように感じた



だけど、姉さんの演奏を見て
わからなくなった


高レベルの曲を流れるように綺麗に美しく引いて
曲に合わせて動く体や、笑顔はとっても綺麗で
誰もが魅了する、演奏

やっぱり勝てないやってその時思ったけど、楽しかったと思う



終わった後姉さんと父と母が話していて、私が声を掛けようとすると
母が持っていた紙袋から、大きな花束を取り出し姉さんに渡し、渡された姉さんはとっても笑顔で涙を流していた、父と母は優しく微笑んでいた


なんとなく、そこに入ってはいけない感じがして廊下の影に隠れてた
姉さんが離れて行く足音がなくなった頃に出ていき、話しかけようとしたら
スッと横を通り過ぎられて

「何してるA、帰るんだからさっさと荷物を取ってこい。車に行ってるからな」

とだけ言われた

言われた通り荷物を持って、車に行った。その間、なんにも考えずに、否考えられなかったと言った方がいいかもしれない。前から感じていた疑問の答えがでてきそうで少し怖かった


車の近くに来てたまたま聞こえた、声


「藍の演奏は素晴らしかったな」
「そうね…流石藍だわ。それに比べてAはやっぱりダメね」

え？
そこから先は聞いちゃいけないって思ったけど好奇心に負けて聞いてしまった。

オマケ41→←オマケ39

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す