オマケ4 ページ4
拍手が鳴り響き、出来るだけニッコリと感謝の気持ちを込めて笑う
観客の方々はみんな帰路につき、周りからはみんないなくなった
ギターをケースに入れて私も帰ろうかなと考えていると、目の前に何かを突きつけられる
「素晴らしいライブだったわ。お疲れ様、これ飲んで!」
それを突き出したのは、
茶色の長いストレートの髪の、スタイルが物凄く良い綺麗なお姉さんだった
目の前に突きつけられたのは、暖かいココアで それを差し出すお姉さんは微笑んでいる
「あ、ありがとうございます」
渡されたココアはとても優しいほっとするようなそんな味がした…
「あの、ライブを見てくださりありがとうございます。そしてココア御馳走様です」
「あら、お礼なんて良いのよ?だってあんな素晴らしい歌をきかせてもらったんですもの、あなたいくつなの?こんな時間まで帰らないなんて親御さん心配するんじゃ無い?」
その言葉に急いで時計を見るといつも帰る時間より20分程遅かった…え、ヤバイ!
「スミマセン!もう帰らなければならないので失礼します!」
急いで駅に入り改札を通り電車に乗り込んだ
....遅くなったとしても心配なんてしてくれないんですけどね
爺様と婆様は寝てるし、姉さんも明日仕事だから寝てるし、母さんは私に興味無いし、父さんは残業だからね。誰も心配なんて、
「あら、偶然ね!貴女もこの電車だったの。私もよ、何処で降りるの?」
声をかけてくれたのは、さっきのお姉さん。
偶然だな…
「偶然ですね…私は三門市でおります。お姉さんは?」
近くで見るとすっごく綺麗ですよね、髪をかき上げる姿が様になってる
「私も三門市で降りるのよ!一緒に帰りましょ?」
「!はい」
他の人と一緒に変えるなんて初めてだから…少しだけ緊張する
「お姉さん、何でライブに来てたんですか?」
「買い物帰りに、綺麗な歌声が聴こえたからよ。フフッ、お姉さんじゃなくて そうねぇ…望さんって読んでちょうだい。貴女はなんて呼べばいい?」
本名言えない訳でして、チャットで使ってるやつでいいかな
「虎宮[こみや]って読んでください。実名じゃなくて申し訳ないですが」
望さんは本名だと思うけど
これが私の今年最高の至福の時なのかもしれない
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衡機 - 私も兄と比べられる事があるので泣ける。 (2018年1月27日 15時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
勉学を嫌う者(プロフ) - 燐さん» コメントありがとうございます。自分はこんなに努力してるのに....!と言うとき有りますよね。とてもつらいです。 (2017年4月1日 8時) (レス) id: 6e5a493a36 (このIDを非表示/違反報告)
燐 - 私もよく勉強面で比べられることが多くて、思わず泣いてしまいました。 (2017年4月1日 0時) (レス) id: 96eae221f6 (このIDを非表示/違反報告)
勉学を嫌う者(プロフ) - 5時間目の憂鬱さん» すみません。申し訳無いのですが、見つけられないので、教えて頂いても宜しいでしょうか? (2017年2月22日 22時) (レス) id: 6e5a493a36 (このIDを非表示/違反報告)
5時間目の憂鬱 - 3ページ目誤字ってますよ。帰るだと思います。まちがってたらすいません。 (2017年2月22日 15時) (レス) id: 63cb2c15f6 (このIDを非表示/違反報告)
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