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145。 ページ12

やっぱり都会の学校は違うなぁ。




広いし綺麗だし、交通設備もいいし。




ずっとここに住んどけばよかった。








彼は校舎の中へ入っていった。




廊下にはたくさんの生徒がおしゃべりをしている。




だから僕になんて見向きもしない。




それに僕、小さいし目に入らないのかも。




そんな自己嫌悪をしながら歩き進める。




僕の教室は1階の突き当たりの教室。









新しい生活が幕を開ける。




この新鮮な気分を人生で二度も味わえるなんて。




…何より。







僕は今日、初恋の人に会う。









「…ねぇねぇ。」




教室の前にいた一人が友達に話しかけた。




「あの子じゃない?例の…」




「う、うそ?!」




そんな会話も僕はスルーして。




待ちわびていた教室へと…足を踏み入れた。








待っていたのは。




「き、きたぁぁっ!」




「え、うそ?!可愛いー!!」





そんな下品な叫び声と…









A「な、なんで…」




愛してやまないヒト。





僕はすぐにわき目も振らずにAに飛びついた。





「会いたかった。」






そう呟く。




しかし彼女の耳には残念ながら入っていなくて。




その代わり…






郁斗「離れろ!!」




そう叫び、僕をひっぺがす郁斗。








郁斗「何しに来たんだよ?叶多…!!」





叶多「……なんで突き飛ばすの…?」





俺は得意の泣き真似を使って郁斗に迫る。









叶多「…なーんて。今までの借りを返しに来たんだよ。」







僕は誰にも聞こえないように囁き、うっすら笑みを向けた。

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ころ嫁@クロミしか勝たん。 - え、、神ですか!? (2021年2月7日 15時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 桃華さん» ありがとうございます!未だにこうして作品を読んでくださる方がいるのはすごく嬉しいです。ぜひぜひまた見に来てください!わざわざコメントしてくださって本当にありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: e4780992c1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとにもう最高でした!!!最後とか感動して泣きそうになっちゃいました(><)また作品見に来ますね!! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとに最高でした…!!!もうなんか最後感動して泣きそうになっちゃいました。゚(゚^ω^゚)゚。また作品見に来ます! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!どの作品も全然更新してなくて活動停止状態で申し訳ない限りです…才能なんて私には全くないのですがこういうコメントにすごく元気付けられます…また更新できたらしたいので他の作品もよろしくお願いします! (2018年3月16日 1時) (レス) id: e35424cf3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2015年3月13日 20時

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