※この先、狂犬注意。No４[名前変換オリジナル]

１４４。 ページ11

その大ニュースはすでに学年全体に広まっていた。




だからか私のクラスにはちょっとした人だかり。





…こんな時期に転入とかめずらしいもんね。




皆が興味を持つ理由を少し悟った私。








初希「はっ。男子なんてくだらねぇ。」




初希を初め興味すら持たない男子軍団。




初希「そこは普通、
クラスのマドンナ的奴が来るだろー」





ルミ「初希の脳内ってお花畑だよね。」





初希「なんだと？！」





また騒がしくなる教室。




そんな中に…









郁斗「A。」




A「あ…おはよ。」




遅れてやって来たのは郁斗。




郁斗「ん。…つーか今日何かあるのか？」




郁斗が訝しげに浮かれた空気の教室を見渡す。





A「転入生が来るんだって。」





私が答えてあげると郁斗が



へぇ、とどうでもよさそうに相槌を打った。








郁斗「それより今日ってバイトあるか？」





A「いや？ないけど…」





郁斗「…出かけねぇ？」





＿＿＿＿＿＿それは郁斗からのデートのお誘い。






A「え…まじで…？！」





郁斗「ああ。…嫌ならいいけど。」




私はぶんぶんと横に首を振った。





A「い、行こう！！」





私は興奮で顔を真っ赤にしながら頷いた。

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