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1話 出会い ページ2

あの日

雪が降る冬の日に

小さな寂れた公園で

私が捨てられたあの日に

白猫に出会った。



その白猫は男の子に石を投げられ虐められていた。

石が当たった場所は白い毛が赤い血で汚れている。

可哀相、と思った私は男の子に「止めなよ…」と注意をしたが…

「コイツ人から猫になった! 化け物だ、退治しないと!」

男の子は叫び、猫に石を投げ続ける。

人が猫に? どういうことだろう、と考えてる間にも男の子は攻撃を続ける。

私は見てられず、男の子の前に立ってしまった。

「止めて、その猫は神様なんだよ。虐めたらバチが当たるよ」

人から猫になるなんて神様に違いない、私はこの時、本気でこの猫を神様だと思っていた。

「なんだお前、気持ち悪っ」

男の子は機嫌が悪くなり私に石を投げ、そのまま走り去る。

頭に石が当たった、痛い、血も出た。

けど、まぁ…慣れてるから大丈夫。

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作者名:キタペン | 作成日時:2018年9月14日 18時

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