つわりリターンズ。3 ページ34
食事終わって立ち上がったAが
おもいっきりフラついて倒れそうになったのを
間一髪受け止めたのは
皮肉にも
この調子じゃ余裕で安定期までいけそうだな
なんて話してた次の日で。
「ふたり…見えないとこ…連れてってあげて……」
と息も絶え絶えに真っ先に出てくる言葉は姫たちを心配するもの。
これはダメそうだな、と速攻判断した俺は
とりあえずAにもしもの場合の袋を渡して
2人を寝室にセットされた柵囲いゾーンにイン。
普段とは違う雰囲気を感じとったのか
「まんまんま」と連呼しながら不思議そうに俺を見つめてくる2人。
双子に余計な心配かけたくないから急ぎたいって言ってたA、すげえや…
何とか泣かずに待っててくれそうだったから
兄さん子守頼んだぞ、とテキトーなこと言いながら双子ゲージの中に犬をイン。
3名様ご一緒に遊び始めてくれたとこで急いでリビングに戻ると
荒い息づかいで床に座って顔伏せてビニール袋握りしめながらソファーにもたれかかってるAは
「ありがと…私に付き合ってたらひろくんまで具合悪くなっちゃうから…だいじょぶだよ…」
なんて、超キツいだろうに次は俺のことを心配してくる。
いざこんな状況を目の前にしてしまうと
Aに俺までしんどいことは今回の妊娠中も絶対バレちゃダメだっていう意識が無意識に働いてしまい
「…いや大丈夫。俺は何ともないから自分のこと心配して。ひなとつむも寝室で遊んでるから気にしなくて平気。…大丈夫か？」
なんて返してしまう。
すでに真っ白気味の顔色を見てやられそうになってる俺………
どうか……耐えてくれ………
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てしゃ(プロフ) - むむそさん» 私の妄想&理想の北山パパの物語にお付き合いくださり、そしてコメントまで頂き、ありがとうございます:)まだまだ出産まではかかる予定ですので、これからもお付き合い頂ければ幸いです…！ (2021年9月10日 4時) (
レス) id: 4ccb323a7e (このIDを非表示/違反報告)
むむそ(プロフ) - パパしている北山くん、めちゃくちゃ好きなのですごく好きな作品です…！！大変かと思いますが、更新楽しみにしています！ (2021年9月10日 0時) (レス) id: 4e14cc707d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てしゃ | 作成日時：2021年8月18日 3時
