父親になってしまった俺。part2

宮パパの努力と決意。2 ページ42

「大丈夫？食べれる？」

なんて言いながらビールとつまみ出してくる宮田。


ちなみにAのグロッキーさを見てこの2週間あんま食べれなかった俺だけど

リバースまではいかずに済んでたから
特に誰にも何も言ってないのにこの対応である。


「え？俺痩せた？(笑)」


「んー、痩せた感じはそんなしないよ。」


「んじゃなんで食べれる？とか聞いてくんだよ(笑)」


「そりゃあAちゃん実家帰るほどつわりひどいならもらってるんだろうな、と思って。現場であんま弁当食ってないっぽいしどうせ食えてないんでしょ？だから無理しないで。腹減ってるならもっとあるけど。」



ぶっちゃけどの身内より俺の不調には敏感に気付くんじゃねえのかっつー宮田には敵いそうになく


「まぁ…お前んちのこのソファーにお世話にならなかっただけマシよ。…相変わらずお前にはなんも隠せねぇな(笑)助かるよ、さんきゅ…」


なんて、こんな俺が素直に普通に感謝の言葉を述べてしまう。



実は今日、ただ宮田んちに来たわけではなくて


そろそろ引っ越し考えてること本気で相談っつか報告してみようかなと思ってそれを話しに来たわけだけど



「俺さ、きたやんにちょっとだけ秘密にしてたことあってさ…今日はその報告…していい？」


なんて先にぶっ込んできたのは宮田の方だった。

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